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シリーズSDGsの今:目標⑯平和と公正をすべての人に

PRディレクターのさやです。

今日はシリーズSDGsの今,16:平和と公正をすべての人に,についてです。

目標⑯平和と公正をすべての人に

持続可能な開発に向けて平和で包括的な社会を推進し,すべての人々に司法へのアクセスを提供するとともに,あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包括的な制度を構築する

平和であることは人間活動の根幹をなすものです。前提といってもいいかもしれません。いつ爆弾が飛んでくるかわからない,地面に地雷が埋まっているかもしれないような場所では,未来を描くことは難しいし,文化を形成することもできません。

また,公正であるということは,上記の通り包括的な社会ともいえます。誰一人取り残さないというSDGsのメッセージにも直結します。宗教や性,国籍や職業で差別されることがなく,全員が居場所を確保できる状態のことです。

しかし,現状として毎日100人の民間人が武力紛争により死亡し,2019年時点で戦争や迫害から逃れる人の数は7950万人を超えて史上最多となっています。

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世界の取り組み

国連は今年創設75周年。1945年の第二次世界大戦終了後,二度と戦争の悲劇を繰り返さないために国連が創設されてから,75年が経ちました。

国連は創設記念として,25年後の理想の世界を考えてもらうためのアンケート(日本語)を実施しています。これは国連加盟国193か国すべてで行われているオンラインのアンケートです。もともと創設記念のプロジェクトでしたが,新型コロナウイルスのパンデミックがあり,新型コロナウイルス後の世界をどう立て直していくかという意味合いに変わりつつあります。グテーレス事務総長は以下のように発言し,アンケートへの参加を呼び掛けています。

「この危機の最中とその後に、私たちが講じるいかなる策も、パンデミックや気候変動、そしてその他多くのグローバルな課題に私たちが直面した時に、より強靭さを発揮できる、より平等で包摂的、かつ持続可能な経済と社会を構築することに重点を置かねばなりません」

1分で回答できる簡単なアンケートもので,世界中からの集計結果が分析・まとめられ,今後の国連活動に活かされることになっています。みなさんの声が明日の国際社会を変えるかもしれません。ぜひ一度回答してみてくださいね。

まとめ

今日は目標⑯平和と公正をすべての人に,についてまとめました。持続的な社会を描いていくための根本となる平和と公正は,本当に重要な項目です。そもそも,平和といっても戦争がない状態だけを表すわけではありません。暴力や,いじめ,虐待など人の紛争は多岐にわたります。平和な状態とはどういうことなのか,から考えてみるのも大きな一歩です。

photo by Frontex/Francesco Malavolta
Migrants crossing the Mediterranean Sea are rescued by a Belgian ship (file photo).

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