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人の声が苦手なのは、なんでだろう
ピアノが好きだと書いているけれど
音全般が得意なわけではない。
会話の音声、とりわけ、大きな声が苦手だ。
いま自宅で夫婦でテレワークをしている。
開始当初いちばん困ったのが「夫がzoomで会話をしている音声が聞こえる」ことだった。
部屋を分けても、想像以上に聞こえる。しかも機械を通して音声がガチャガチャすることに加えて、3〜4名の声が結構な音量で聞こえる。
ずっと発声していると鼻がつまる
わたし自身、発声がどちらかというと苦手な方だ。
声は通らなくて低いし、いつ聞いても鼻がつまったような声をしている。
発声が楽にできないから、たまに大きい声で話したり、長時間発声しているとすぐに喉が痛くなったり鼻がつまったりする。
ずっと発声していると鼻がつまる、っていうのは自分でも不思議。他にもそういう人、いるのだろうか。
小さい声に慣れているからか、おそらく耳が良い方。だから人よりテレビの音量は小さめで済むのだ。
♢
とはいえ、この音量や声の問題。
聞こえすぎる方は
・聞こえて、内容を理解できる
という最低ラインをクリアしている。
しかし、音量を大きくしないといけない側は
・気持ちよく聞こえない/内容を理解できない
という、最低条件以下になっているわけだ。
となると、聞こえる方が対処するしかないのだろうな・・・
真っ先に思いついたのは、耳栓。
非常用に買って、災害時の持ち出しカバンに入れていた耳栓を引っ張りだした。
そうしたら簡単に、ストレスの7割は軽減された。
自分がひとりで何かをしたい時や、テレワークの時には手放せなくなった。
あとの3割、まだ解決できていないことは
①一緒に何かを見ている時の音量
②会話中の相手の声の音量
特に会話の音量は、小さくしてと言えるものでもないし(仮に言ったとしても小さくし続けることは困難)やはり自分で何かをするしかない。
耳栓の、目立たないサイズで遮音性が少し低いものを導入すればなんとかなるかな。
♢
半径0.5メートルの環境を変えてみる
"環境に適応しなきゃ" とずっと考えて生きてきた気がする。
たびたび「変わってるよね」と言われてモヤモヤしてきたわたしのような人は、周囲の環境に合わせるのは時に苦しいことがある。
幾度となく、環境に合わせようと頑張ってみたけど何度も失敗している。
むしろ、それに気づいていなかった幼稚園とか、小学校くらいの時のほうがものすごく生きやすかったなと思う。
大人になったいま、一切まわりのことを考えないなんて到底無理だけど、自分の半径0.5mを "快適な環境に変える"ことをしたっていいんじゃないかなあ。
結局、なんで人の声が苦手なのかはわからないままだ。
でも、環境に適応できないのは甘えだけじゃない。
そう思いながら、わたしは今日も耳栓をする。
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