あなたが最近本を読めない理由とその対処法

本が読めない。

大人になってからよく思うこと。


小さい頃は、中学生くらいまでは、読書が好きだった。

しかし大人になってから、あまり読まなくなってしまった。

仕事が忙しいから。家事があるから。時間がないから。

本当は違います。

なぜなら、スマホを見ている時間があるからです。


可処分所得と同じで、「可処分文字数」というのがあると私は考えています。

1日に読める文字数は決まっているというもの。これには個人差があり、たくさん読める人とあまり読めない人がいます。

これは小さい頃の訓練でおそらく伸びます。小さい頃から本をたくさん読んできた人は、大人になってからもたくさん読めます。


この可処分文字数を、今ほとんどの人がSNSで使い切っています。

つまりTLを追うだけで、読める文字数を使い切ってしまっているのです。

現代の人類が読んでいる文字数自体は、歴史上かなり多い部類に入るという説があります。

しかし読んでいる内容は、本ではなく、友人がおいしいものを食べたという報告であったり、有名人が不倫をしたとかのゴシップです。

人間の原初の娯楽は「他人」です。

顔を知っている他人のゴシップは、教養と趣味がないときの最後の話題です。

この話題で可処分文字数を使い切っている、SNSのTLを読むだけで使い切っている、ということが起きています。


ではどうすれば本を読めるのか。もうおわかりですね。

TLを見なければいいんです。

SNSをやめろとまでは言いません。SNSがなければ知り合うことができなかった大切な友人があなたにもいるはずです。

暇さえあればTLを追うのを一時的にやめるのです。

そうすると可処分時間と可処分文字数の余白ができて、「本でも読もうかな」となりやすくなります。

もし「本でも読もうかな」とならなくても、暇になることが大事です。

暇さえあれば、本を読めるかもしれない状態にしておけば、本を読めるかもしれないからです。


まずは1週間TLを見ない練習をしてみましょう。twitterのアイコンをホーム画面の4ページ目に追いやりましょう。

そして本を持ち歩きましょう。

暇さえあればTLではなく、本を開くのです。

いただいたサポートでえっちな作品を購入し、私の小説をよりえっちにします。