語彙を増やす・思いつく方法

官能小説には独特の語彙がよく出てきますが、そういった語彙のインプット・アウトプットの方法です。

例えば「快楽の奔流」みたいな語彙がどうやって出てくるかというと、単純に語彙を片っ端から暗記しているわけではなく、

「快楽が液体のイメージで身体中を駆け回っていく」

のように映像的に連想して、その様子を別の言葉で描写した結果「奔流」という言葉が出てきた、という手順を経て出てきます。

快楽を「光、熱、気体、液体、固体、溶けた熱い鉄の塊」など、どんな性質を持ったものとして捉えるかだけでも、語彙のバリエーションは増えます。

・光……眩しい快楽の閃光が瞼の裏を焼き、白い光が脳を染め、など
・熱……熱い塊が腰の奥から迫り上がってきて、じんわりと乳首の芯が熱っぽく疼いてくる、など
・気体……頭の中をピンク色のもやが支配し、など
・液体……快楽の奔流が、どろりとした快楽を流し込まれ、など
・固体……重苦しいほどの快楽の塊がずんと腰の奥に響き、など

もちろんこの他にもイメージの対象があるので、他の作品を読む時も「この作者は快楽を何に例えているんだろう?」という目で見てみると発見があり、語彙のインプットがしやすくなるかもしれません。
自分で表現を考えるときもぜひこの考え方を使ってみてください。

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