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感情表現を子どもに学ぶ

子どもというのはすぐに機嫌が悪くなり、すぐに機嫌がよくなる。

大人の場合は、一度損ねた機嫌をよくするのはなかなか難しく、機嫌がよくなってもそれを持続するのが難しい。

この違いはなんなのだろうか。

こどもは、その場その場で瞬時に感情を発動する。

大人は、その場の空気を読んで感情を閉じ込める。

その違いと蓄積で、大人になればなるほど「自分」を閉じていくのではないだろうか。

「こどものように感情を爆発させるのは大人げない」

このことはごもっともだが、それは自分の感情を表に出すかどうかの違いであって、「心の中で今どう感じたか」を感じないように生きるのはまったく違う問題である。

子どもはフルのパワーで、全身全霊で、感情を表現している。

「大人になろう、親でいよう」という目線で子どもたちと接していると、「もういい加減にして」となるが、

「感情表現を教えてくれる先生」としてみたら、感情の起伏が激しいこどもこそ、偉大なる存在にしか見えなくなるのである。

いつ、どの瞬間も、自分の感情を感じることを忘れなければ、「大切な自分の中の大事なこと」を忘れることはない。

いまこそ、大人の経験を生かして、子どもの真似をしたい。

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