「吉本興業のアイドル」になって驚いたこと。




どうも。
吉本興業のアイドルグループに所属している私です。


そう名乗ると多くの方々は


「吉本ってアイドルいるんだ!」
「え、あの吉本坂ってやつ?」
「芸人ってこと?」


こう反応されます。

こちら3大反応です。

お馴染みのやつです。


答えは上から順に


はい
いいえ
いいえ

となります。




私もまさか自分が
吉本に所属しているアイドルです、と名乗る日がくるなんて、昔は考えたこともなかったです。


モーニング娘。やAKBに憧れていたから。




でも今の自分は、それ以外の何者でもないんだなぁ。

約10年。
お世話になっています。
ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。





それではここで

「吉本の」アイドルになってびっくりしたことを紹介していきます!


「アイドルになってびっくりしたこと」


じゃないですからね


「吉本の」アイドルになってびっくりしたこと、
ですからね。


いや、どうだろう。
普通の
("普通"とはなんなのか、それはまたややこしい話になってくるのでこの件についてはいったん流しておきますが)
アイドルを経験していないから


「それ吉本じゃなくてもそうだよー」的なのが現れるかもしれませんがその場合はご了承くださいませ。


ではでは…










①稽古場で出会う、現役NSC生達の挨拶のボリュームにビビる。

※NSC=吉本のお笑い養成所
(New Star Creationの通称名)

挨拶が大きいこと、とても素敵です!
めっちゃ大事なことです!
むしろそれしか大事じゃないくらいこの世界は挨拶が全てです!

ですが、初めて吉本という環境に飛び込んだ私は、
怯えた。
声に吹っ飛ばされそう、と。


「おはようございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」







社員さんがいる部屋(わかりやすく言うと職員室)に、稽古場の鍵などを借りに行くと、NSC生も同じくその部屋に何か用事で来ていることがあった。



「失礼します!!!!!!!!!!!!!!!!!
(コンビ名)の◯◯です!!!!!!!!!

本日、◯◯を◎$♪×△¥●&?#$!!!!!!!!!!!!!」




大きな声で、しっかりと挨拶、要件を伝えろと教えられたんだろうなという、最高な声量だったのですが、その勢いが思ったよりも爆発してしまい、その結果 噛み倒して最初から言い直す、などという光景も何度か目にしました。


「吉本ってすげえ…」と、入って数ヶ月の自分は圧倒されました。







②加入してすぐに なんちゃって漫才をする。




現在も続いている我がグループ長寿仕事
ニコニコ生放送
(現番組名「つぼみ大革命の革命ナイト」)にて、


当時、ドキドキの初参加が無事終了したあと、


「次回の放送ではオリジナルコンビでオリジナル漫才をしてもらうので各自準備オネシャス!」

と宿題が出された。




右も左もわかっていない新人の私は、




そうか、次回は漫才をするのか。

困ったな。








と考えていた。



新人すぎて焦ることもなかった。
ただただ困った。

相方もランダムで決まったのですが、同期加入した新人だった。(当時加入3週間程度)

いや先輩じゃないんかい
新人は先輩となるようにしてあげよう!
とかないんかい



発表当日。

漫才とは?
といった、ただカメラの前で2人横並びでちっこい声で緊張しながらお喋りをしているだけのものとなった。



それから約10年経った現在





「今週は、赤ちゃんになりきりながら忍者になってもらいます!」

「犬になってもらいます!」




これである。


本来なら「アイドル」なので、かわいいワンちゃん、赤ちゃん、になりきって何かをする、というのは まぁ王道だとは思うのですが(忍者は違う)
うちは何か違う。これじゃない感…。



恐ろしい番組なので是非一度ご覧いただきたい。

🔍「つぼみ大革命の革命ナイト」




③みんなやたらとカツラを所持している。


私はアイドルグループに入った。
はずだった。


しかし





当たり前のように!!!!!!
いつも誰かが!!!!!!
ワンマンライブで!!!!!!!
ハゲヅラや!!!!
角刈りや!!!!!
坊やの髪の毛!!!!
おばちゃんパーマカツラを!!!!!
かぶっている!!!!!!!!



これはやはり当時は衝撃的だった。






かっこいいけど。
お客様にお届けするパフォーマンスの一環としての姿だから
むしろ誇りだけど。


「誰か角刈り持ってる人いますか?」
「あったけど捨てたかも〜」
「了解です!自分でなんとかします!」



「誰か明日おばちゃんカツラ貸して〜」
「おけ!」


「ないとは思うんですがハゲヅラ2個あったりしますか…?」
「あるよー!」
「私も探せばあるかも!ちょっと待ってて!」
「ありがとうございます!!」


↑これ日常



あと、過去に なんだこの連絡、となったのは

「お疲れ様です。明日って全身タイツいりますか?」

です。

ちなみにさっき出てきた ニコ生の番組スタッフさんに送ったものです。




驚きと、ギャップが山ほどあるけれど、唯一無二のこのグループが大好きだ。



めっちゃ面白いところに来れた。ラッキー。






少しでも気になった方は是非。

🔍「つぼみ大革命」


先日のワンマンライブはヨシモト∞ホールにて





ほんの一部の思い出紹介でしたがまた、何か思い出したら書こうと思います。






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