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風が吹くと思い出す、虹ノ村

みなさんは観ましたか?私は大好きな作品の一つに秒速で加わりました。

十人十色。にじいろの人生。

病気、過去の記憶、トラウマ。それも含めて自分。

----------「働けない」医者は要らない。------------

----------社会の歯車になれないものはいらない。---------

わたしの心にはそう聞こえました。きっとわたしだけじゃないと思います。必死に掴んだ医者という仕事。「夢」                 それをある日、無言の何かに奪い取られる。抗う間もなく。       でも、ある出会いが彼女を、「真空先生」をにじいろの場所へと連れていく。まるで必然のようでした。                    そんなこんなで始まった第1話。わたしの目には大粒の涙。        最近、涙腺がどうもおかしいのか・・・いや、これは仕方のないこと。

虹ノ村って・・・虹ノ村診療所って・・・素敵すぎる。

因みに、わたしのお気に入りは何といっても、虹ノ村へ連れて行ってくれるとっても可愛くてチャーミングなガイドさんが乗っているあのバスです。癖になること間違いなしではないでしょうか?

そのバスを降りると村の人々の温かさがもうわかってしまいそうな大歓迎。

理解するまで誰でも時間がかかることでしょう。今日はお祭りですか?と勘違いしてしまいそう。あんなに心から「よその人」を迎えてくれる村があるなんて。

でも話数を重ねていくごとにわかってくること。誰もが何かを抱えながら生きている。それでも底抜けに明るく、みんながみんなを思い合いながら暮らしているのが虹ノ村。

「普通」がコンプレックスだという太陽くん。普通ってなんだ。十分ふつうではないぞ。あの歌最高にやばいぞ。そして特別だよ。

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友情に愛情に絆。最高に素敵。

病気をもった医者、真空先生をグレイトに受け止めた村の人たちに朔先生。かっこいいよ。みんなだっていっぱい抱えてるのに。

毎回、笑えて泣けて考えて、人間に戻してくれるそんな作品。

虹ノ村の人たちはわかっているんだろうな。弱いところも含めて自分だってことを。今の自分と生きていくことの尊さを。

一人で生きていこうなんて思ってない。みんなを巻き込んで生きていくことが当り前だってこと。迷惑かけていいんだよ。だってみんな友だちだし、「家族」なんだもの。

毎週木曜日に虹ノ村行きのバスに乗るのが生きがいのようになっていたけど、もう行けないのかと本気で思ってしまう自分がいる。

井浦新さんのインスタに虹ノ村診療所の写真が載っていたのを発見。それだけでもちょっぴり寂しくなった私にイヤホンから藤井風くんの旅路が心地いい声で涙腺を刺激する。いつから流れてたの・・・

タイミングよすぎるでしょう。涙腺が壊れている今の私にはもう、それだけで十分でした。また虹ノ村行きの切符をください。

すこし前のひねくれた私だったら、こんな○○はありえない。ドラマだから。と少し覚めた視点で見ていた。

でも、人と繋がることが幸せなことだと改めて気がついた今の時代、こうやって自分もお話の中に入りこんで笑って泣いて辛くなってみるのもいいんじゃない?

いろんな過ごし方のひとつとして。

これからの人生の土台になるかも。したいと思えるかも。

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わたしの心の宝物になりました。

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