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母と娘の距離感、最近の学び。


むかし、「読まれないnoteを書こう」の企画があって、大好きでした。2〜3回投稿しました。

なぜ好きだったのかというと、自分のために書いていいんだ、気楽だなと肩の力が抜けたからです。今夜はその企画を思い出しながら書いてみます。

最近、娘とぶつかります。なんでかな? と考えていたら、わたしの信念に「あらゆる物事の1番を娘にしている」からです。それが娘にとっては少々うっとうしいのでしょう。

娘を1番に優先する生活は、頼まれたわけではありません。勝手にそうしています。これはもう性分みたいなもので、仕方ありません。もうどうにもならないんです。あらゆる瞬間、頭の中に娘の存在があって、ふとしたときに娘のことが過ぎります。

例えば、先日ものすごーーく久しぶりに、職場以外の人と会いました。SNS勉強会だったのですが、わたしは1時間くらいで帰りました。他の人はみんな残っていたけど、わたしだけ途中退席しました。まだ話し足りなかったけど、帰りました。

なぜかというと、娘のご飯のことが頭の中にあったからです。何時に帰宅したら夕ご飯の支度に間に合うか、ずっと時間の計算していました。そして、途中退席になりました。

夫がいたときは、夫に娘のことを任せられたのですが、現在は娘と2人暮らしなので、わたししか居ません。なので、わたしの自由が以前よりもグッと減っています。

行きたい場所や行きたいイベント、美術館や博物館にも行かなくなりました。仕事も減らして、平日は娘の登下校の送り迎えをしています。

繰り返し書きますが、勝手にしています。夜、行きたいイベントがあっても出かけません。娘を1人にできないからです。たぶん、出かけてもつまらないと思うのです。娘のことが気になってしまうから。

そんな状態を見かねてか、娘が言いました。

「夜、1人でも大丈夫だよ」と。

たぶん、大丈夫だとは思うんです。けれど、わたしが安心できません。娘にいつも言われます。

「親がかかる病気があるんだよね。心配性という病気にかかってる」

そうかもしれません。夫が単身赴任になり、ますます2人の時間が増えました。だからでしょうか、以前よりも濃い関係になってしまった気がします。

先日、娘が通いはじめた適応指導教室の面談がありました。

そこで、「お母さんが望むことは何ですか?」と訊かれたんです。

「娘にわたし以外の人間関係を築いてほしい」と答えました。

本音でした。やはり四六時中いっしょで濃い関係なので、第三者の存在が必要です。週1回、担当の心理士さんとも面談もあるし、ほどよく他人が入ってホッとしています。

娘も限界だったと思うのです。この濃い関係に。

不登校になって、友達とも距離感ができて、勉強も手につかなくなって、泣いて、泣いて、夜中に泣き叫ぶ娘の声で起きて、真綿で包みこむように抱きしめてケアをする日々でした。

娘は傷ついていましたが、わたしも傷ついた人をケアする日々に傷ついていました。

娘が適応指導教室へ通いはじめ、心理士さんがついて、自立し始めました。そして、少しずつ回復に向かっています。夜中に泣き叫ばなくなり、寝床も別々にすることができました。

娘を真綿から離すときがきたと思っています。そして、わたしも自分のために生きよう、これからは少しずつでいいから自分のために時間を使いたいと思っています。

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