ああ、失敗! 相手の時間を奪う質問。
今日は、わたしの失敗の話をさせてください。
都内のワインバーに行ったときのことです。
そのとき、こんな質問をしました。
「ワインに詳しくないのですが、オススメのワインはありますか?」
あー、これが失敗した質問です。
「オススメはありますか?」
飲食店で、やりがちじゃありません?
こんなふうに質問すれば良かったと思います。
「白ワインの辛口でオススメはありますか?」
「スパークリングワインでオススメはありますか?」
この質問だと相手が答えやすいです。
冒頭の、
「ワインに詳しくないのですが、オススメのワインはありますか?」を質問したため、
「ロゼワインなら◯◯がオススメ、白ワインなら△△がオススメ、スパークリングワインなら××がオススメ、その他なら、オレンジワインがオススメです」と質問に答える労力をかなり使わせてしまったんです。
ああ、漠然とした質問をしたから、ぜんぶ言わせてしまった。反省……。
ワインに詳しくなくても事前に勉強しておけば良かったと後悔しました。
対照的に、いいなと思った質問です。
ある日のこと。わたしは出版記念イベントに参加しました。
著者さんのトークイベントが始まり、質問タイムに移ります。わたしの隣りの席の方がこんな質問をしました。
「今回の新作は帯がいいですね。一瞬、帯が浮いているように感じました。何かこだわりがあるのでしょうか」
この質問めちゃめちゃ良かった! 著者さんは紙の本を手に取ってくれた人のために、帯にちょっと面白い仕掛けをしていたのです。なので、この質問は著者さんにとって嬉しい質問でした。こだわりを話せる機会でもあります。
わたしが冒頭の質問で失敗したのは、「漠然とし過ぎた質問は相手に負担をかけてしまう」その視点がぬけていたことです。
そして後者の成功した質問は、「相手が訊いてほしいことを質問している。そして、質問が具体的で答えやすい」どこまでも相手目線に立ったものだったからです。
どこまで相手目線になれるか、noteでも大事だなと思っています。
【参考note】
この記事を書く前に、影響を受けたnoteです。
質問の仕方を振り返るきっかけになりました。
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秋には干し芋を買って、12月までに新しい手帳を買いたいです。