ストレートネックの予防

みなさん太陽の眩しい季節がやってきました。いかがお過ごしでしょうか。

今日はメディカルヨガの実践の中から本日は「ストレートネック」について少しお話をさせていただければと思います。
みなさんストレートネックという言葉自体を聞いたことはありますでしょうか。
私たちの生活の中で身近に起こりうる疾患の一つとなっております。

本来私たちの体の背骨は首から腰までかけてS字を描いてる湾曲の姿勢となりますが、様々な原因によってその首の部分の湾曲がなくなってしまう状態、つまりストレートになってしまうことを「ストレートネック」と呼びます。

原因は様々あります。スマートフォン、パソコンにより長時間の前傾姿勢などです。電車に乗っていてもほとんどの人が下を向いてスマートフォンを使っていますね。姿勢を崩した状態(猫背)を長時間続けていくと首の湾曲がなくなり様々な症状が出てきます。

肩こり、首こり、首痛、首が回らない、ひどくなってくると手や腕の痺れ、耳鳴り、頭痛、さらには自律神経失調症やうつ病にまで発展します。

このストレートネックの対処法としては第一に「予防」が大事になってきます。
頭を後ろにひく、背筋を伸ばすことが優先されます。

このストレートネックは改善に時間を有することがありますので、日頃から予防を心がけていただければ良いかと思います。

本日はこのストレートネックを予防、改善していくヨガポーズをご紹介します。

トリコーナアーサナ (写真1)

まずご紹介したいのはこの「トリコーナーアーサナ」(写真1)というポーズです。トリ=3、コナ=角という意味で「三角のポーズ」と言います。このポーズは体を傾け天井方向へ頭を向けていくポーズです。私たちの頭は5キロほどにもなり重力に逆らって首で頭が下がらないように支えていくため、首の筋肉の強化につながる効果が期待できます。

下の手の位置は無理のない範囲で太もも、膝を避けて、脛やなどに当てていきましょう。

ウシュトラアーサナ(写真2)

もう一つご紹介したいのは「ウシュトラアーサナ」というポーズです。(写真2)
ウシュトラはラクダという意味です。
このポーズは胸を天井方向へ向かって開いていくポーズです。姿勢改善と共に心肺機能を整える効果も期待できます。
正しいポーズとしては必ず腰の真下に膝がくることが重要なポイントです。

腰の真下に膝がこない場合は手を腰に添える、手の下にブロックを置くなどの方法を使ってポーズを深めましょう。呼吸が苦しい場合は無理に顎を反らす必要はありません。

どうでしたでしょうか。
私たちの身近に起こり得る疾患の中でもストレートネックは多くの人が悩んでいるのではないでしょうか。

ぜひ生活の中にヨガのアーサナを取り入れ、病気の予防、改善に役立てていきましょう!

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