集中力UP！心が整う習慣
こんにちは！ウェルネスヨガアドバイザー吉田紗弥です。
５月も終わりになり、
初夏のお天気が続いておりますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか？
今日もヨガのお話で
ウェルビーイングを目指していきましょう！
今から約2000年前に
成立されたとされるヨガの根本経典
「ヨーガ・スートラ」には私たちの
生活をより良くするための、
賢者の智慧が詰まっています。
その中から一つ言葉を紹介します。
「シャウチャ」
という言葉があります。
これは日本語で
「清浄」
という意味で、
私たちの心、体をきれいに保ち、身の回りを清潔にしていきましょう。
という教えです。
私たち、日本人は
世界の中でも有数の綺麗好きで、
トイレにはウォシュレットも有名ですね。
なので私たちにとっては、
当たり前でなりそうな「清浄」という教えは
なんとなくピンとこないかもしれません。
けれども、ヨーガ・スートラには、
人生でやった方がいい、おすすめポイント５選の、
一番初めの教えに、
この
「シャウチャ（清浄）」が入っています。
それはなぜなのかというと、
この清浄を保てなくなると、私たちは
「今この瞬間」に集中できなくなるのです。
私たちの人生は、
瞬間、瞬間の積み重ねであり、
この「瞬間」に集中ができなければ、
人生を通して、
深く物事に
取り組むことができないため、
興味が湧かず、
モチベーションが上がらずに
過ごすことになってしまいます。
例えば、大切なデートで
ふと自分の服が、生乾きの匂いがしたり、汗の匂いがしたらどうでしょうか？
その大事なデート中、ひたすら相手に気づかれるか気になって
デートに集中できなくなり、心配ばかりして
せっかくの2人の時間を
楽しめることができないのではないでしょうか？
ですので、このように、
身も心も生活に保ち、
身の回りもきれいに清潔に保つことで
一瞬、一瞬に集中し、
目の前の物事に取り組んで
人生を有意義に過ごすことが
できるはずなのです。
ここで
私のお話をさせていただきます。
私は最近、東京の大田区から、
夫の地元である埼玉の蕨というところへ引っ越ししました。
県外の生活や一人暮らしも何回かしていたため、
引っ越しの作業自体は慣れていたので、
あっという間に荷造りも完了。
当日は引っ越し業者さんが荷物を運んでくれ、
あとは段ボールを開ける作業と、片付け、掃除するだけとなりました。
朝から夕方まで作業を、
テキパキと進めたはいいものの、
あっという間に夜になり、
段ボールに囲まれて寝ることになりました。
そして次の日。
私はいつも朝のルーティーンが決まっており、
リビングでヨガの練習をします。
荷造りが終わっていない中で
マットを引き、
引っ越しの片付けの気合を入れるべく
動き出しました。
が、
しかし・・・
マットの周りは、
片付けていない段ボールだらけ。
前屈をすると、
床には埃と髪の毛、
そして段ボールのゴミ屑のようなものが目に入り、
うつ伏せになると
部屋全体が荷物で覆われているのが見える。
さらに、
ポーズをキープしても、
頭の中は、
「そういえば、洗濯物が溜まってたけど、どこに入れたっけ？」
「今日は片付けが大変だし、お昼は外食かな？
何食べよう？」
「そういえば、キッチン道具はどの段ボールに入っていたっけ？」
などと思考が、右往左往し、
いつものように、
身体と呼吸に集中できず、
ソワソワが止まらない...
体は動かすけれども、
引っ越しの後片付けが気になって、
ヨガどころではない！！
数分も経っていないうちに
とそそくさと片付けに取り掛かる羽目になったのです・・
片付けが進んでいくうちに、
荷物は収納され、
部屋がみるみるきれいになり、
やっと１日かけて、
普段の生活ができるように整ってきたのです。
そんなことがあった次の日の
ヨガは予想以上に気持ちの良いものでした。
新しい場所で、
マットをひいてヨガをする新鮮さと、
新しい生活に向けての意気込みや、
ワクワク感と共に、
ヨガの練習に取り組むことができ、
これからの生活のモチベーションがグッと上がった出来事になり、
やはり、
「シャウチャ（清浄）」を保つことが
人生を整えていく上で、
一番初めにすることなんだ、
と実感した出来事でした。
私たちは、
日常生活の中で、今この瞬間に集中できずに、
不安を感じてしまう時があります。
けれども、清浄を保ち、
内面の浄化をも磨くとき、
有意義な日常を送る事ができるはずです。
まるで純白な羽を広げる白鳥のように
私たちも、清浄さを保ち、
心穏やかに人生の歩みを進めていきましょう！
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