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1週間、海外ビジネススクールにフルタイムで浸かる!感じた新たな発見とは?

昨年12月にシンガポールの国立大学ビジネススクールの授業を受けた。LKYスクールというシンガポール設立の父リークァンユーの名前をとった公共政策のビジネススクールだ。

政治についての興味のなさ
小学校3年くらいの時に毒入り餃子事件があって、イメージとか外交に関してもすごく反中感情が高まったのを感じた。でも一方で経済では日々友好的なニュースが流れていて、外交官にあこがれていた。

高3のときにW大のAO入試の願書を取り寄せた、確か日本の未来について自由記述せよという課題であった。記憶があいまいだが当時たしかドイツの事例をもとに日本は何を学ぶべきかという内容で書いた。

「ドイツは日本と同じ敗戦国だ。だがナチス時代にはひどいことをしたがそのことをしっかり公で謝罪、忘れないための街中に記念碑を作って小学生も教科書でしっかり学ぶ。歴史としてそれを若い人が忘れないよう教えているということで救われている人もいる。(もちろん政治的策略もあるが)アジアにおける日本日本が一部の人間の間でずっと心の底から許してもらえないのは、一つはODAや慰謝料など主にお金をあげているけどそもそも国民が知らない場合も多い(お金を与える以外にも色々作っているしそれで感謝してくれている人々も多いけど)、もう一つは諸外国の被害者に対する気持ちの部分ではないだろうかと、プライドを捨てて歴史事実だけを認め、ドイツを見習って反省と繰り返さないための行動をやってみたらどうか」
という趣旨のエッセイだっと思う。


塾などには通っていなかったので学校の(定年間際の)年配の国語教師にみせたところ、呼び出され「こんなもの出したらいかん!」とキッと睨まれたことを思い出す。
当時の私は特に反論するつもりもなく、その目つきにすくみあがり、理由を聞くこともできず何かいけないことをしたのかなと思って論文を提出することをやめた。

それから政治に関しては自分が何か考えたり、動いたりしても何も変わらないという気持ちが強くて、政治はもっと食わず嫌いになった。
恥ずかしながら選挙も全くと言う程知識も興味もなく興味で20歳に行ったのと大阪都構想の時に人に言われて行った2回のみ


一方経済は、小さくても貿易を通して貢献ができる。私が日本人として、丁寧に対応して沢山物を買って接すると、日本に対するイメージが良くなると思った。小さいことだけど、そういうことを通して、2国間の国民感情が良くなる一助になると思った。

そんな私が先日、シンガポール国立大学LKYスクールの地政学の授業を受講することになった。ご紹介で縁だと感じた、それをきっかけに上記の幼いころの記憶がよみがえってきたので筆をとった。

少なくとも私には政治を動かしたいというモチベーションはないし自分がそれに相応しいとも全く思わない、ただ小さいながらビジネスや仕事を通して、政治的感情を抜きに他国と仲良くできること、それが私のささやかな願いだと改めて感じた。

授業で印象に残っていること
未来を見通すために、温故知新で歴史を学んできたけど、コロナがおこり誰も予測できないことが起きた。これをブラックスワンと言うらしい。 
さらに上のブラックエレファントだという先生もいたが、
過去に色んな疫病が流行ったけどここまでグローバル化で感染力の高いものは無く参考になるものは無かったということだ。
アジアでもトップクラスの頭脳をもつ教授の教えは、結論としてとりあえずリーダーとしては、早急に動いてみて結果をみてすぐ意思決定を変えたり判断すること。
これって経営者が普段やってる事だよなと思った。

シンガポールには、国会に未来会議という部署があり世界中から色んな分野の知識人を招集して日々見えない未来のことを話し合っているという、R&Dを国がしっかり予算つけて行っているのだ、それを国づくりの長期政策に活かす。

発展途上の国は工業化やもの作りが大事で、経済成長と共に伸びること。観光やサービス分野だけで成長してきた国は伸び悩んで競争力が失われる中進国の罠というものがあるということ

中進国の罠とは国民一人当たりGDP(国民総生産)が1万ドル(今だと約100万円)に接近する「中進国」となった頃から、「発展途上国」の追い上げによって輸出品が競争力を失う一方、「先進国」と競争するには技術力などが十分でないため、結果として成長が停滞してしまう現象のことを指すがタイやマレーシアもこの状態なのだという

そして政治や歴史を学ぶいうものは、過去に先人がどのように判断したのかを、学ぶ事かのだと分かった、年号覚えたり丸暗記してきた勉強はなんの役にも立たないしもっとそこを学校で教えて欲しいと思った、
地歴公民はリーダー育成ための学問だったんだと今思う

商品開発は、ミクロでずっと今と少し先の未来をマーケティングすれば良かったけど政治経済のスパンは本当に長くその中で判断をしていける力がある人は経済で大きく成功する
成功した経済人が政治家になって今度は国を作るというのは、適性なのだろう。
世襲ではなく、経済界で実績を残した方に日本の政治もお願いしたいところ。

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