「今日も成長、お疲れ様です」

最近お風呂担当の夫が
ムスメにかけた一言。

本当にお疲れ様っす。
(自分も夫も…。笑


ムスメが生まれて
もうすぐ4ヶ月になる。

人はあっという間と言うけれど
彼女がこの世に生まれて
激動の日々だったに違いない。


少なくとも親になった私には
怒涛の日々だった。


1ヶ月目
なかなか寝ない。抱っこがうまくいかない。
抱っこ紐に入れながら一緒に寝落ちしたり
膝の上に寝かせたまま寝たり。
後にも先にもあんなにアクロバットに寝ることは
ないだろう。
そして寝ると今度は起きない。
ミルクを飲まない。なぜ。なぜ。
3時間おきの授乳なんて嘘だった。
起こす、オムツ替える、ミルク作る、飲ませる、寝かせる…これで1時間。
つまりほぼ2時間おきの授乳。
徹夜以来の朝焼けに何度涙を拭った。

2ヶ月目
実家から自宅に戻って
夫にインプットから始める育児。
実母とのような疎通ができず
作業の遅さにイライラし
欲しい答えが返ってこなくてイライラした。
きっと全てホルモンのせい。のはず。
加えてムスメはミルクの吐き戻しが激化し
ミルクを飲む量が増えず体重の増え方がいまひとつ。
授乳でイライラするもムスメに当たっても仕方なく
「ぁぁぁあーーーーーーーーーー」と
大声を出すことで発散した日もあった。
(枕も何度か殴ったと思う

疲れが溜まったのだろう、
出したこともない高熱で
1週間寝込んだ日もあった。
それでも子育てに休みがないことを知った。

幸いにも、
夫は育児休業をとってくれていて
当たり散らす私に愛想尽かさず
必死に育児に参加してくれたし、
こんな出来損ないの母の元でも
すくすくと育ちつつあるムスメ。


あうあうとよく喋り
にこにこと笑うようになり
ものすごい唾液音で指をしゃぶる。
(じゅっぱじゅっぱする音で目が覚めたことも


凄まじい生命力。
この生命力は91歳の大祖父の
足腰の力をも蘇らせた。

なんという引力。
少し声を出せば周りの大人が集まり
あたふたと動く。

なんという存在感。
すやすやと眠る顔を見にきた
実母の友人は
その幸せそうな顔を見て涙を流した。


この世に赤子が溢れたら
平和になるのではと思うほどの
パワーを見た気がする。


そんな力に充てられても
平気でいなければならないのだから
母になるというのはいろんな意味で常軌を逸することなのかもしれない。


愛しすぎて心配が尽きず
気が狂いそうになる。
それでは生きていけないから
どこかでそれに慣れていくことを強いられている。
(何度、ムスメを置き忘れる夢を見たことか。笑

そうやって強くならざるを得ない
切なさとも戦っていくのである。


愛しい、可愛い、しんどい、イラつく、愛しい、しんどい、愛しい、愛しい、しんどい、しんどい、、


そしてまた朝が来て
小さな寝息とミルク臭に包まれて
日々が過ぎていくのである。

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