「妻とか 母とか」


人は誰しも複数の仮面を持って
生活をしている。

私なら、妻、母、女友達、会社員、
といったところだろうか。

心の仮面でいえば
強気な自分を演じることもあれば
奔放な自分でいたいときもあるし
責任感あるガッツな社員を求められる時や
ただただ我儘でいたいときもある。

どんな自分も「自分である」と
受け入れられたのは高校の頃だろうか。
「こうあるべき」を捨てた瞬間
身体が1/2くらいの軽さになった気がした。

同時に、弱い自分を受け入れたら
しょうもない自分が愛おしくなった。



自分自身の役割や仮面にとどまらず
誰しも葛藤を抱えていて
矛盾に戸惑うことがある。

頭ではわかっていても
受け入れられないこともあるし
許せないことだってある。

そんな徒然した人間の機微を
ゆったり描いているのが
最近私がイチオシのドラマ
「生きるとか 死ぬとか 父親とか」
だったりする。
(タイトルでお察しした方もいるかもしれない)


女性の結婚や独身、生き方におけるしんどさ、
無自覚だった偏見の気づきだったりを
父親と娘の関係で描いている。


私がおすすめしたい鑑賞方法は、
深夜一人でテレビに向き合って
暖かい飲み物と共に観るのをおすすめしたい。


深夜ラジオを一人でイヤホンで聴くような
あの空気と姿勢が似合うドラマなのである。
(なにせ冒頭はいつもラジオから始まる


多くは語るまい。
ただ、少し深く息をしたいときとか
自分にしんどくなったりしたときに
おすすめしたいドラマなのだ。
















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