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「浮舟」……て、源氏物語?

源氏物語詳しくないんですよ
歴史は苦手、文学は奥が深すぎて手を出しづらいのです

……なんていう自分の都合と、とある曲が素敵かどうかはまた別の問題です

今回は GO! GO! 7188 の「浮舟」について

PVはちょっと怖いのでライブ映像を

この曲は何で知ったんだったか
有線放送か何かで知ったような気がする

聴けばわかるんですが、
冒頭からボーカル・ユウさんの力強い歌い出しから入って、いきなり引き込まれるんですよねこの曲
サビまでの盛り上がりが一気にぐわーっときて、その勢いのまま最後まで突き抜ける感じは最高で、
ギターのメロディラインがまた和風ロックの走りとも言える

とにかくカッコいい!
和風ロックは女性ボーカルが非常に映えますね〜🎤

私はこの曲が好きなだけで収録アルバム「鬣」買ってしまいましたよ
コレはコレでクールなアルバムなので必聴です

さて、この曲のタイトル「浮舟」です

浮舟、で検索すると源氏物語の五十四帖の巻名の一つ、もしくは登場人物の一人であると出てきます

人物としてはどんな人として描かれているかというと
Wikipedia先生曰く下記のような記述があります

浮舟は薫の手で宇治に囲われるが、彼の留守に忍んできた匂宮とも関係を持ってしまい、対極的な二人の貴人に愛される板ばさみに苦しむ。やがて事が露見し、追い詰められた浮舟は自ら死を決意したが果たせず、山で行き倒れている所を横川の僧都に救われる。その後僧都の手により出家を果たし、薫に消息を捉まれ自らの元に戻るよう勧められても、終始拒み続けた。
浮舟を再発見した薫を拒絶して、源氏物語は余韻の尽きない幕切れを迎える。

薫というのが源氏の君の(対外的には)次男、匂宮はその幼馴染だそうで

うっひゃードロッドロやん!!

源氏物語は、ちょっとつついただけでドロドロの人間模様がサクサク見つかります
こちら、創作物とはいえ宮中での話を見聞きしまくった一女官が気合入れて54巻も書いてしまった中、事実が含まれてなかったとは言えないはずです
どうなってんの内裏ってところは!

しかし当時の娯楽がせいぜい歌を詠むくらいであることを前提とすれば
人間関係のもつれを描いた小説なんてヒットしない訳ないですね
今でも流行ってますよね、ドロドロのやつ

うん、そりゃそうだ、ウケるわ
ウケない訳が無い

まあそれはさておき、
秋になれば髪の毛を切り落とすと言ってしまうことからして、
この「浮舟」という歌はこの源氏物語の浮舟で間違い無いとは思います

当時の女性にとっては髪の毛は命より大事、美の象徴だったので、それを切り落としてしまうということは命を断つということで、
実際、源氏物語の中で浮舟は自殺未遂をしています

ただ、でも、私の読解力が低いからなんでしょうが、
「愛しい人」が果たして薫なのか匂宮なのかがわからないんですよね
どちらのことを指すかでだいぶ彼女の印象、もとい、歌われた時期が変わるんですけども
それを想像して聴くのも一興です

それにしても

今回、ついうっかり源氏物語ググってしまって、やっぱりこれ面白いわ〜とついうなってしまいました

紫式部パイセンの軌跡、いつかきちんと読み切りたい

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