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変革と伝統 #2 仏具職人の娘が見た父の技と暮らし

週末、さっそく実家に赴いてみた。

久しぶりの訪問をすごく歓迎してくれた。
これまで実家に距離を置いていたから、これから毎週のように訪れたら驚くだろうな。

単なる帰省じゃなく「この技術を廃れさせないために私ができることは?」という課題感を持って行ったので、いつもと違う視点でうちの家業を見ることができた。


▲ここに父の映り込んだ動画を挿すつもりでいたけど、動画を直接は貼れないのね。そうなのね。

玄関横の資材

父の仕事は「表具修復」。
「作って売る」ではなく「誰かの持っている古い掛け軸等を修理する」のが仕事。
このお軸は親鸞聖人の生涯を描いたものなのだけど、ウチら家族とは別にオーナーがいるものなので、モザイクを掛けています。

うちの1階は二部屋と廊下をぶち抜いて工房に改造している

この環境で育ってたら、そりゃぁ平均的な現代日本人と感覚の違う人に育つよね、と納得した。

「和風」なものに接したとき、「JapanArt」を鑑賞するとき、ドラマや映画を見るとき、文化について考えるとき、仕事について考えるとき、生き方について考えるとき、たぶん私は違う受け止め方をしている。

隅っこに新入り「きなこ」♀

通信について

さて、早速どうしたものか困っていた。
実家にはWi-Fiがない。

光回線は引き込んである。
Wiiの本体があって使っていた形跡もある。
だけどルーターに無線LANルーターが刺されていた気配はない。

ひとまず訪問一回目はスマホのモバイル通信だけで乗り切った。

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