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それは、「あるべき姿にする」こと。


お読みいただきありがとうございます。

アトツギ嫁×パーソナルスタイリスト
しげまつさやかです。



子どものころから疑問だった
「責任を取る」
という言葉。


私はこの意味がずっとつかめないでいました。

最近になって、ほんの少しその意味が分かってきた気がするので
その気づきについて、少し綴ってみたいと思います。
なお、あくまでも個人の意見になりますのであしからず。




責任を取る=やめること?


かつて、ニュースを見ていて
「責任を取る」という言葉が出てくると
必ずと言っていいほど
問題を起こした本人ないしは何かのトップが辞める
という内容でした。

小学生のころ、
この「責任を取る」という言葉に
いささか違和感を感じていました。


辞める、ということは
その問題にかかわることもなくなるんじゃないか?
その問題を解決に動くのは後継者なのに
じ問題を起こした本人やその時のトップは
何もせずにいていいってこと?


そんな風に感じていました。


そして生まれた疑問。
「責任を取る、ってどういうことなんだろう?」


責任を取る=なんとかする?


そんな疑問を持ちながら大人になっていく中で
私は「責任感がある」と言っていただくことが増えました。


責任感がある、というのはどういうことか?

私がそう言われる中で思い至ったのは
「やると言ったことを、やり遂げる」
ということ。
それが責任感がある、ということかと解釈するようになりました。


一方で「責任を取る」の意味は謎のまま。

世間では相変わらず「責任を取る」と言って辞めていくおじさまたちの
ニュースが流れていました。


「責任感」は、やり遂げる意志があることを指すっぽいのに
「責任」になるとやり遂げずに辞めていってしまうのか?
そこにやはり疑問が付きまといます。


一度、会社の先輩に聞いてみたことがあります。

「責任を取る」ってどういうことなんでしょうか?

と。


先輩は困った顔をしながらこう答えてくれた気がします。

「なんとかすることじゃないかな」

そこで私は、「責任を取る」の言葉の意味を測りかねているのは
私だけではなさそうだ、ということに気づきました。


責任を取る=あるべき姿にする


さらに月日は流れ、私は親となり、
個人でお仕事をするようになりました。

そんな中で、いろんなジャンルの情報に触れて
学ぶことも多くなりました。


相変わらず、世間では問題が起きた後に
辞めて「責任を取る」トップのニュースが流れています。

でも、色々な情報に触れる中で
辞めることの意味を理解できるようになってきてもいました。


辞めることで何が起こるか
それは、問題の原因を排除し
組織をあるべき姿に戻す、ということ。

それが辞めることで「責任を取る」ということだと理解できるようになりました。

逆に辞めないで「責任を取る」パターンもありました。
その場合は、自らが動き、組織をあるべき姿に戻るための施策を実行する。


どちらのパターンでも、目的は
「あるべき姿にする」ことでした。


つまり、責任を取る、ということは
あるべき姿にするための努力をすること
だったのだ、というのが30年以上かけてようやくたどり着いた私の答え。(あるべき姿がなんなのか、という議論はもちろんあるのですが)


そして、責任感とは、
その「あるべき姿」にたどり着くための意志
つまり「やり遂げようとする意志」である
と合点がいくようにもなりました。


「責任」という言葉に
ずっといだいていた疑問。
考え続けて、やっと出た答え。

これが最適解ではないかもしれないですし
人によって答えが違うのかもしれません。

でも、自分の中で1つ見つけた指針ではあります。

また、この仮説を基に
人生を通して検証を重ねていくことで
見える景色がまた違ってくるのかもしれません。


あなたには、長年抱いている疑問はありますか?
今、その疑問に対して、どんな答えの選択肢を持っていますか?


最後までお読みいただきありがとうございました。


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