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こんな時だからこそ推し飲食店を語ろう vol.1 ネギ焼き卵入りの『達磨や』

「あの店は、今どうなっているだろう」

自室で髪を乾かしながらそんなことを毎日思う。

そして、こんな時こそ、「好き」だと発信すべきではないかと考え至った。

まず今日は、高校時代にお世話になったあるお店について話したい。

近鉄富田駅前にある「達磨や」というお店。

高校が近く、私は部活が早く終わる日によく仲間と来店した。

オススメはネギ焼きの卵入り(タイトル上写真)。ネギがたっぷり入ってヘルシー。卵入りにすると、ネギ焼きの真ん中辺りに半熟卵が入る……!箸でぷすっとつつくと、トロぉっと卵がとろけて、思わず頬もとろける。時々半熟じゃない時もあるのだが、そもそも半熟を謳っているわけではないため、「今日はお堅い気分なのね」と心で話しかけつつ食した。ご飯というより、おやつ感覚で食べるのが適しているだろう。

何回か来店すると、気さくな店長さんと奥さんに顔を覚えてもらえる。つい話し込んで、長居してしまうこともあった。高校野球好きのおじさんと、物静かだけど気が利くおくさん。

高校の近くにあるだけあって、学生に優しい。

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ネギ焼きを食べた私に、そっとデザートをプレゼントしてくれた!!

季節によって異なり、みかんや柿の時も。

タダで頂いていたの、申し訳ないけど、美味しいし、ありがたかったなぁ……。


最後にお会計を済ませると(最初に済ませる時もある)、レシートと一緒に飴ちゃん🍬


「い、いいんですか?!

先程デザート頂きましたよ!?」

と心で言いつつ、

「ありがとうございます!!!」

と、笑顔でお店を去る。

「お店の常連になる」ということに漠然と憧れていた私は、高校で行きつけの店が出来たことがとても嬉しかった。

レシートは捨てるか貰わない人が多いため申告制なのだが、私はいつも家計簿をつけるために貰っていた。2、3回お店に行っただけで、「あ、あなた、レシートいるんだったね。偉いね、家計簿つけて。」とおくさんは覚えてくれた。

おくさんは、今元気だろうか。

おじさんは、春の選抜がなくなって、悲しんでいるかもしれない……。

三重県は、私が今いる東京都に比べ、コロナが拡まっていない。達磨やも、Google先生曰く、今日も営業していたとのこと。

けれど、地元から離れてみて、ずっと自室に籠る日々の中で、まずふと思い出したのはここだった。

「結局、人との縁だからなぁ」

そんなことを、いつだったか、おじさんが言っていた気がする。

美味しいネギ焼きが作れるのも、美味しい食材を卸してもらえるから。レシピだけじゃなく、卸売業の人やお客様、色んな人との縁があって初めて、出来ることなのだと教えてくれた。

私はよく最寄りのコンビニに行く。そしてレシートを貰う。店員さんはほとんどいつも同じ顔だけど、私に「レシート要りますか」と聞く。私はいつも「はい」とだけ答える。



今度行く時は、「お勤めご苦労様です。」と、言ってみようかしらん。




#私のイチオシ #グルメ #こんな時だからこそ推し飲食店を語ろう

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