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誰かに何かを願うということ


毎日過ごしていたら、自分の思い通りにいかないこともたくさんあると思います。


自分自身のこと、今いる環境のことで、想定通り進まないのであれば、
自己責任の範囲だから自分でどうにかするだけです。

見つめ直して、反省して、工夫を重ねて、またトライしてみて…
って、どんどん進化していけるよね。


だけど、自分の手ではどうにもできないこともあるはずです。

「いつも怒ってくる上司、もっと優しい言葉で伝えればいいのに。」
「全然連絡返してくれない恋人、自分のことをもうちょっと気にかけてよ。」
「一緒に住んでいるパートナー、もう少し家事手伝ってくれてもいいんじゃない?」

とか…「あの人、もっとこうしてくれればいいのに。」って。


けれども君がどんなに強く願ったとしても、
自分以外の人間の行動や感情をコントロールすることは、ほぼ不可能。


きっとみんなそんなことには気がついていて、
だから、多くの人は“人に期待しない”なんて言うんじゃないかな。



そもそも他人に、
「この行動を起こしてほしい。」
と思うことはもちろん。

「自分の理想の状況に近づいてほしい。」
と願うことも、おこがましいのかもしれない。


あくまでも、行動を起こすか、起こさないか、決めるのは相手。
だからどんな結果になっても、自分の理想とは違っても、
本人を責めることなんて許されません。

それは大前提としておいて…



それでも私たちにも、できることってあるんじゃないかな。って思うんです。

君が相手に対して、
進んでほしいと願う道があって、
そこに向かって歩きだしてほしいと望むのであれば…

“その人が歩きやすい環境を整えること” はできる。


例えば、
・こんな道があるよ。と選択肢を認識させること。
・その先では、こんな景色が見えるらしい。と歩いた先にある魅力を伝える。
・道がでこぼこ、じゃりじゃりだったら、歩きやすいように整備して、平にしておく。
・歩きやすいシューズ、動きやすい服装を用意しておく。
・雨が降っているなら、一緒に傘をさしながら歩く。
とかね。



もしも、自分以外の誰かに何かを望むことがあるならば、

相手が自分の意思で、
“一歩踏み出してみたいと思うような環境を作ること”が、
私たちにできる最善の方法だと、私は思います。



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