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オリーブを収穫して食べてみた

5年前の小豆島旅行で購入したオリーブの苗が、
今年初めて実をつけた。

まだ2歳のジャッキーと小豆島旅行


これまで一度も花をつけたことがなかった我が家のオリーブ。
5月に花が咲いた。

ちょっと銀木犀に似た花だった


これはもしやと思い、
注意深く見守っていると7月に実を発見した。

数は少ないが確かに実がなっている🫒


台風の時には実が落ちたら大変と、狭い玄関内に避難させ実を守った。

好き勝手に伸びた枝が玄関で場所をとる


10月。いよいよ収穫の時。
収穫するからには何かしら料理に使って食べてみたい。
まずはYouTubeでお勉強。
どうやら収穫後に種抜きが必要のようだ。
手で取れなくはないようだが、
相当大変そうなので、
種抜き器を買うことにした。

収穫!
鉢植えでも始めの3倍以上に成長した


種抜き

デパートの堺刀司で尋ねてみると、在庫なし。
イタリアからの取り寄せになると言われ、
とてもじゃないが収穫時期に間に合わない。
お店の方もネットで買う方が早いですよ。とおっしゃるので、
楽天市場のディアレッタという店で 、2360円のオリーブ種抜きを購入した。

注文すると翌日届いた👍



収穫できたオリーブは22個。

なんだか愛おしい🥰


オリーブの数から言って、
種抜き器までは不要かと思ったが、
その考えは種抜きを始めてすぐに変わった。
めちゃくちゃ硬い。
種抜き器を両手で挟んで衝撃的な音を立てて種が抜ける。
とてもじゃないが爪楊枝でほじくり出すなど無理だ。
種を抜くなら種抜き器は必需品!

種抜き器には閉じるための金具が付いている
金具を外すとバネが開く
オリーブの実を穴に仕込み種を押し出す
はい!種が抜けました
種を抜かれたオリーブと
オリーブから抜かれた種


渋抜き

次なる行程は渋抜きだ。
生のままだと相当渋いらしい。
①3%の重曹水を1日1回入れ替え
②10日間くり返す

3%の重曹水に毎日水を変えながら漬ける
空気に触れると実が黒くなるらしいので、
流水で水を換える
渋抜き10日目のオリーブ


塩漬

渋が抜けたらようやく塩漬にする。
①1%の塩水に漬ける
②1日に1%ずつ濃度の濃い塩水に入れ替える
③4日間繰り返し、4%になったら完成

塩漬4日目で完成


実食

まずはそのままで食べてみた。
若干まだ渋みというかエグみがある。
10日間重曹水に漬けたのに、
まだエグいとは相当なものだ。

よく熟れた黒い実は渋くない



火を通すとマシかも。

チーズトーストのトッピングに。

うん!いける👍


ペペロンチーノのトッピング。

これもいける👍👍


美味しかった。
まあ、オリーブがあっても無くても良さそうなものだが、
5年前に小豆島から我が家にやってきたオリーブの木が、
ようやく実をつけ、
こうして手間暇かけて味わうことに意味がある。

2つの感想

実がなる木を初めて育てて、
初めて収穫した物を食べてみた。

それは渋くてもエグくても、
なんとなく豊かな味わいだった。

そしてたった22粒のオリーブの実を口に入れるまでの行程の大変さ。
物価高騰でいろんな物が高い高いと文句を言っていたが、
生産者さんって本当に大変なんだなぁ。
と作ってみて初めて実感した。

小豆島で見たオリーブの樹

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