ワガママと我慢の関係は、相思相愛。

ワガママを言わなくなったら我慢もしなくなった。

「それは、諦めたのでは？」
いや、違う。

────────

自販機で缶コーヒー買わなくなったな。
と、ふと気づいた。

わたしはドリンクフリークで、自販機を見つけるとどんなドリンクがあるかひと通り見て、気になるのがあると買わずにはいられないタイプだ。

昨年12月から一人暮らしをはじめ、「自販機で飲み物を買う」という行為がいかにコスパが悪いか、実感した。
家で白湯を飲むか、職場でウォーターサーバーを活用した方が「おトク」なのだ。

ん？でも待てよ？

そもそもそのことには、最初から気づいてたな？

と思って、つらつら話しますね。

1人になると色んなことを考えます。

お金、将来、家族、仕事、、、今のわたしはこんな感じ。
でも言うて、10代の頃からこれらに悩んでたけど、なーんも考えてない方が楽しいわ！アッハッハ！と、開き直って、
いろーんなことに手を出してきました。手を出させていただきました。
おかげさまで、選択肢がたくさんある子どものまま、体が大きくなっていってます。

色々手出しすると、自分が何を好きで、どうやれば上手くいくのか、何となく勝ちパターンが見えて来ます。

・白湯を毎朝飲んだ方が良い
・朝晩ストレッチした方が良い
・お風呂はゆーっくり浸かった方が良い……

わかる。

すてきな習慣だよね。

でも、それらぜーんぶ、「良いこのわたしのワガママ」なんです。

反対に、
・自販機で飲み物買いたい
・ポテチとお酒を深夜に食べ飲みしたい
・お風呂入らずゆーっくりスマホいじりたい。。。

これは、「子どもなわたしのワガママ」です。

ふむ。
ワガママって、楽しいのでは？？
だって、どんな自分でいたいかで、どのワガママを選んでも良いのだから。

と、思ったら、我慢が少なくなりました。

我慢を仏教用語として捉えることも出来るけど、それはこっちのwikipediaを読んでもらって。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/我慢

わたしの思う我慢は、「堪えて耐えて辛い思いをすること」です。
「なんでそんなことせないかん？」
それは、周りのため。
わたしは小さい頃から我慢の得意な聞き分けの良い子だったので、我慢してると周りの大人からご褒美をもらえました。（本当だよ！）
それが、今に生きている。

我慢してると報酬がもらえる。

でも、それ本当？？

今、一人暮らしだから、罰も報酬も、自分が自分に与えるもの。

むしろ、罰はいらない、
報酬だけほしい。

果たしてこれは「ワガママ」なんでしょうか？？
誰も考えてくれないから、給与明細見て「我慢してやってる」ことなんでしょうか？？

うーん。
そうは思わないな。

なぜなら、自販機の缶コーヒーは、いつだって美味しかったから！！！！！！！！

理由はいくらでもつけれるけど、
別につけなくってもいい。

ただ、何気なく、毎朝自販機を眺めて、今日は何を飲もうかな〜と考えてたのが楽しかった。
蓋を開ける瞬間がいつになっても楽しかった。

そんなワガママを許せば、「我慢」ではない。
だって辛くないし、耐えなくて済む。

むしろ、そのワガママが「日常」になれば、我慢はほぼ無くなるんじゃない？？

そりゃあ、何千万円のお買い物とか、借金の相続とか、結婚出産育児とか、ワークライフバランスをもっと整えたい、出世したい！みたいな「ワガママ言いたい！けど、言えない！」みたいなことも大人にはきっといっぱいある。
「大人だからこそのワガママ」ってきっとある。
おばあちゃんになっても、おばあちゃんならではのワガママをきっと言い出す。

そんな時、自分の機嫌を自分でとって、自販機の前でワクワクしながら
「冬のホット飲料はあたたまるなぁ〜！」なんて言ってる自分も、いくつになったってしてて良いじゃん。

しててもいいし、してなくてもいい。
その都度、顔を出す自分のワガママを、出来る範囲で満たしていく。

そんな大人になれたので、わたしの人生はハッピーです。
今のところ、ね！笑

ワガママを通して言ったら、そのうちそれはワガママではなくなる。
だって通常営業だから。

ワガママを言わなくなったから、我慢もしなくなりました。

わたしの場合は、こういう感じです。

「社会的には不適合者では？」
うん、そうかも。
でも、例えば自販機で何か買ったら飲料メーカーさん喜ぶじゃん。
ゴミだってちゃんと捨てるし。
何かを選択して、何かが犠牲になるのは常にあることですし。
誰かを傷つけてはないですし。

なぜ我慢をするの？

社会のため？
誰かのため？

それとも、自分のため？

自分のためなら、わたしはワガママでいるわ。

それでは。

#我慢に代わる私の選択肢