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“Do it yourself 自分の人生のつくりかた” 著者マイケル•キダ

著者のマイケルさん
じつは、私が2年ほど住んでいた場所のほど近くにお住まいだ。

私は海がすぐ近くにある町の、すこし高台の海が見えるところに住んでいた。
もともと海のそばのサーフポイントに近いところに住んでいたのだけど、いつも海もビーチも賑わっている。
そんな喧騒から離れて、少しのんびりとしたビーチで暮らしてみたいと思うようになったころ、
海がみえる部屋がちょうどみつかり移り住んだ。
最寄り駅からバスで20分。
少し不便ではあったけど、なにより西側に面したビーチから見える夕焼けが最高に美しかった。
部屋から歩いて3分もかからない。
なにしろ部屋から波がブレイクしだしたかちょっと見えたくらいだ。
波チェックが部屋からできるなんて最高だなと思ったが…なかなかどうして、そこのポイントはいつもいつもサーフィンできるとはかぎらないのである。
ちょうどうまく潮の満ち引きとうねりがあうと、リーフのサーフポイントにまでうねりが届く。
そのタイミングと自分のタイミングもあわなくてはならない。
だけどそんな中でもそこでのサーフィンは私にとって思い出深い特別なものになった。
今まで住んでいた所のポイントよりも段違いの海水の綺麗さ。まるで沖縄みたいな南の海のようだった。


さて、その最寄り駅からのバスが停まるバス停も海沿い道にある。
ポツンとイスが一脚とバス停の看板がひとつのシンプルなもの。

バス停の椅子とそこから見える海と水平線 



だけど大好きな場所だった。
朝、海をながめながらバスをまつ時間が好きだった。
そんな道沿いを私が朝バスにのるために歩いていたり、バス停でまっていたりしていると、マイケルさんがよくジョギングをしてらっしゃった。
(その時はもちろんお名前もしらなかったけれど。)

軽快な足取りで走りながら、いつも笑顔でフレンドリーに目配せをしてくれてこちらまで笑顔になったものである。
いつもジョギングしてるのでお話ししたことはないのだけど、朝から元気をもらったなぁと嬉しくなっていた。 


ある時本屋で気になった本をみてたら、
なんとその彼の写真がのっているではないか⁈
とびっくりした。
これはぜひ読んでみよう!

マイケルさんの幼少期から現在までのライフストーリー。どのようなことを感じ、どのようなことに悦び、どのようなことを考えながら生活しているのかということが、楽しくそして時に興味深くかかれている。
なるほどなぁとうなづきながら読み進んでいく。

小さな頃から家族のDIY好きや作れるものはなんでも自分達で作ってみるというスタイルに影響されてよくお手伝いをしていたマイケルさん。
大人になってももちろんDIY好き、ますます磨きがかかっている。
そんな自分の生き方のスタイルを家を建てることになぞらえてお話ししている。 

そう、まさに読んでいるというよりも、
ソファにすわってcoffee片手にたのしく話をしてもらっているようなそんな本。
すっかり寛ぎながらお話を聞き終わったあとには、
私にもできることからやってみようと新鮮な気持ちが湧き出てくる。


いつかまたジョギング中の彼にお会いしたいものである。
そしてその時は今度こそ挨拶して声をかけてみよう。

#推し本
#マイケル•キダ
#Doityourself自分の人生の作り方

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