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〜レベルE〜 既成概念?なにそれ美味しいの?って思えるfreedomな世界

幽遊白書やHUNTER×HUNTERなどの漫画で知られている漫画家•冨樫義博さん作の漫画。

ある日、ドグラ星の第一王子と名乗る美形のロン毛青年が主人公の前に現れる。

その通称バカ王子がとっぴょうしもないことを次々とやらかし、まわりの人間や宇宙人、常識人である主人公も、まわりの皆が思いっきり振り回されていくという全3巻の連作漫画だ。

私はこれが冨樫義博さんの漫画の中でも最高に大好きだ。

とにかく笑える。思わず声をだして吹き出して笑うくらい笑える。
よくもまぁこんなシチュエーションを考えつくものだと、富樫さんの頭の中はすごいなぁといつも思う。

しかし、ただ単なるギャグ漫画でもなくかといってシニカルすぎることもない。
大真面目におバカなことをしているのだ。

じつはこの地球には宇宙人がすでに飛来していて地球人にまざってバレない様に暮らしている。

という設定はあきるほどたくさんの作品で語られていて、いまさら新鮮味もなにもないと感じる。

だからこそ作者のつくりだす世界観のオリジナリティが際立つ。


そして、とにかくfreedomなのだ。

でてくる登場人物それぞれが自由に好き勝手に動きまわる。(振り回されてる人もいるけど…笑)

え?こんな自由でいいんだ!?となんだか目から鱗な気分になる。

今まで生きてきて、そんな言うほど人は人の事なんて見てもいないとわかってはいるけれど、
どうしてもなんか周りのことを気にしすぎてしまっているなと感じる時に読み直したい。


動きたいのになんかできない、動き出すためのあと一押しが欲しい。

そんな時はおバカ王子がぽんっと背中を押してくれるだろう。
いや、むしろ思いっきり蹴り倒されるかもしれない。

一押しどころか、成層圏まで飛んでいってしまうかも⁈

だけど、意外とその突き抜け具合が気持ちよかったと思えたり…、するかな。

いやいや、まぁいっか!と思えるに違いない。

きっと、多分、maybe…….

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