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「アタマが〇〇みたいなひと」

いつも見ていただきありがとうございます!

今日は、いろいろあった学生の頃の記憶です。どうもそれ以前の記憶はあやしい部分もあり、比較的情報の確かなところで書けるかと。

僕が所属した大学の日本文学科というところでは、男女比が2:8くらいの女の子だらけの世界でした。少数派の男たちは肩身が狭いながらも自然と仲良くなり、かくいう僕も女の子の輪に入って最近観たドラマやら化粧品やらの話に興じていました。

「ところで最近、化粧のやり方変えたん?」「えっ、どうしてわかるの酔翠くん?」「だって~、前よりキレイになったから。素敵だと思うよ!」

…とかこういう会話をキャッキャウフフなテンションでしちゃうわけですよ。おい酔翠、大学に何しに行ってるんだ? と訊ねられたら、正直なところ【女性との向き合い方】を学ぶ場だったのではないかと。

男だらけの工学部からしたら、「何ていい環境なんだ、俺と代われ」と言われますが、これはこれでいろいろと女子ーズの世界なので、面倒くさい人間関係がはびこっていました。それに引っかからないように気を遣うのが、僕の日常。

そんな風に過ごしていた、ちょうど大学3年の頃でしょうか。僕は大学に入ってからというもの伸ばした髪にウェーブの強烈なパーマを当て、脱色して金髪に近い髪型をしておりました。当時はそれがモテると信じていたんです。まぁ、若気の至りというやつです。

この頃から4年生と合同でゼミにも参加することになりまして、僕がゼミ長を仰せつかったのでした。そんなある日のゼミの終わり、テキストを片付けていると遠くで女子ーズ声が聞こえます。「来週の発表って誰だっけ?」「んーと、確か、ゼミ長の酔翠くん」「えっ、誰?」


「ほら~、頭が茹でてない中華麺みたいなひと」

「あーわかった!」

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いや、いやいや待て。何をわかったというのだ。そもそもおい何だ中華麺って。せめてライオンとか呼んでくれたらいいのにさ。ってかその例えは何だ女子ーズ。分からんでもないが分かりたくない現実を前に、僕は早々にテキストをしまうと踵を返し教室を後にしました。いつもならサックスの練習でスタジオに直行する我が身でしたが、こぼれそうになる涙をこらえつつ教室を後にしました。どうにも、その日だけはだめでした。

半ベソかきながら、その足で地元の美容院に向かい、断髪式と茶髪程度まで髪色を戻してもらうことに。ちくしょう、イメチェンしてやる!


…そんな過去があった事を思い出しました。就職してからは一切パーマも染めもしてない頭ですが、この4月に退職したついでに一度くらい遊んでみてもいいかもな~、と何となく思っています(^-^)

何事も、トライできるうちが華ですから♪ どうせなら大人げない40代を目指します(笑)

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