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オフとノイズと爆音

こんばんは。さとけんです。

このnoteはスマブラについて書いているんですが、ゲームは小学校の頃に友達の家でやってて「お前下手だからやるな」とコントローラーを奪われ、そのまま約20年間ゲームをほとんどやってませんでした。ゲームをしない僕は、ハイスタをきっかけにどんどんとパンク/ハードコア、そしてノイズといった音楽にのめり込み、ライブハウスに行く事はもちろん、自分でもバンドを組んだら、サックス片手に即興のイベントに参加したりしてました。

そんなわけで、僕はライブハウスという場所がとにかく好きだし、ゲームでいったらオンラインよりもオフライン大会の方が好きです。

ただ、個人としてはオフイベントに強い思い入れを持ちながらも、仕事ではゲームを楽しむ人たちの安全を第一に考え、オンラインでのイベントをどうしたら成功させられるかというのを今年1年かなりサポートしてきました。

ですが、今日久々にオフラインの大会をサポートする事になり、高田馬場ミカドというゲーセンに行ってきました。

僕は青春時代をゲーセンで過ごした人間では無いけど、会場に足を踏み入れ、大会が始まる前も後も居心地の良さを感じた。そこで、ゲーセンの何がいいか、オフイベントの何が良いかってふと考えた時に「デカイ音とノイズ」の存在だなって思った。

会場にある無数のゲーム機からデカイ音が流れ、それぞれは非同期に様々な音を出し続け、そこにいる人たちが思い思いに語り合っている。それらが混ざり合ったノイズがとにかく気持ちよかった。

オフラインにあって、オンラインにないものなんて挙げたらキリが無いけど、会場で生み出される爆音とノイズだけは代替不可能なんじゃないかと思う。

ノイズ、雑音は一般的には嫌われものだ。一方、世の中でマイノリティとくくられる人たちを守る力でもあると思う。G.I.S.M.のオンラインライブは涙が出るくらいに素晴らしかったけど、僕らみたいな人間には爆音でノイズが垂れ流される空間、爆音で何言ってるか分からないけどそこでする会話が生きていく上で必要なものなんだなって改めて気付きました。

爆音の空間を一方外に出た時の、名残惜しさ、悲しさみたいなあの感覚が1日でも早く取り戻せたらなぁって思ってます。

そのために今はなるべく家から出ないで、出たら手洗いうがいをして、状況が落ち着くのを願うしか出来ないんですけどね。そう願いながら、僕は今からスマブラの大会に誰もいないオフィスから参戦します。

皆さん、良いお年を。



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