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映画鑑賞 『あんのこと』

こんにちは☀️
爽やかサプリです☺️

6月7日公開、
あんのこと』、観てまいりました。

映画フライヤー
パンフレット


順に、
ご紹介していきたいと思います♪

まずは、、、
恒例の『一言感想』です😊✨

『一言感想』

毎回恒例の、
一言感想。

この物語は、、、

暗闇にいる、
あるいは昔いた人に、

温かく寄り添ってくれる。

そんな、

凄惨な現実の光を、
切り取っている作品です🥹✨

どういうことか、、、

順を追って、
説明してまいります✨


『あらすじ』

まずは今作のあらすじを。

先に動画で✨

サイトより抜粋☺️✨

21歳の主人公・杏は、
幼い頃から母親に暴力を振るわれ、
十代半ばから売春を強いられて、
過酷な人生を送ってきた。

ある日、
覚醒剤使用容疑で取り調べを受けた彼女は、多々羅という変わった刑事と出会う。

大人を信用したことのない杏だが、
なんの見返りも求めず就職を支援し、
ありのままを受け入れてくれる多々羅に、
次第に心を開いていく。

週刊誌記者の桐野は、
「多々羅が薬物更生者の自助グループを
私物化し、参加者の女性に関係を強いている」というリークを得て、慎重に取材を
進めていた。
ちょうどその頃、
新型コロナウイルスが出現。

杏がやっと手にした居場所や人とのつながりは、あっという間に失われてしまう。
行く手を閉ざされ、孤立して苦しむ杏。

そんなある朝、
身を寄せていたシェルターの隣人から思いがけない頼みごとをされる──。

公式サイトより

実際の事件をリメイクして
作られているので、


シェルターの隣人の頼み事が、
実はフィクションだったり、


時系列も、
ストーリーに沿って
変更があったりします。

けれど、、、

胸を貫く程のリアリティな表現、

そして、

俳優さんたちの表情には、

これは、
フィクションではなく、
現実なのでは

という錯覚を覚えてしまいます🥹✨

では、

その素晴らしい俳優、
そしてスタッフをご紹介して参ります😊💕

『キャスト』

不適切にも程がある!の

河合優実』が、
主人公の香川杏を演じております✨

実際の事件の関係者に
インタビューするなど、

『あん』を演じるために、
かなり勉強されていたようです✨


刑事『多々羅保』
佐藤二朗

あんに薬をやめさせようと、
色々世話を焼く刑事さん。


新聞記者 『桐野達樹』
稲垣吾郎

ある人物を追っている新聞記者。
謎が明かされた時、
彼は選択を強いられます。


あんの母 『香川春海』
河井青葉

あんのことをDVし、売春させる母親。
時々、あんを『ママ』と呼ぶ癖がある。


あんの祖母 『香川恵美子』
広岡由里子


足が不自由。
小さい頃から、母のDVから守ってくれていた
優しい祖母。

他にもたくさん、
魅力的な方々が出てきます✨

最後に、、、

シェルターの隣人 『三隅沙良』
早見あかり

この人物が、
あんにある『頼み事』をすることで、

コロナ禍の暗いトンネルに、
一筋の光明を与えるのですが、、、

是非、劇場でご覧ください🥹✨


『監督』

監督は、入江悠さん。

脚本も手掛けております。

母親からは売春を強いられ、
薬毒中毒に陥っていた実在の少女を
モデルにされているそうです。

その少女が、
コロナ禍、更生を頑張っている矢先に、
自殺してしまった記事を見て、、、

衝撃を受け、
今作を作るきっかけになったそうです。


彼自身も、
コロナ禍で友を2人亡くし、

人との繋がりは、
こんなあっさり断ち切られるのかと、
ショックを受け、、、

また、2人の抱えていた孤独、絶望に
向き合わなかったことに対して、
強烈な悔いが残った。

その2人への気持ちと向き合うためにも、
こういう題材に切り込んだ、
という背景もあるようです。


いろんな方々の想いが絡まり合い、
深みが出ている作品。

私もこの作品に、
救われた人間の一人。

ようやく、
あの頃の自分に、
スポットを当ててもらえた、という
安堵感で胸がいっぱいになり、

劇中のDVシーンでは
泣いて泣いて、、、

エンディングロールが終わっても、
涙が止まりませんでした。

入江監督には、

もう、、、感謝しかありません。

この作品に出会えて、
本当に良かったです😂✨

たくさんの方々に、

あんのことを、
もっと知ってもらいたい、
という想いが溢れています🥹✨


『あんに、強い共感😂✨』

なぜなら、
私も、


幼少期から成人に至るまで、、、


ずっと、
母からDVを受けておりました。

売春はありませんでしたが、

殴る蹴る、、、
それは私にとっては、

日常茶飯事。

いつ爆発するかもわからない
母の暴力』に常に怯え、

ビクビクする毎日、、、

しかも、対象は一個上の姉ではなく、
ほぼ私。

私はなんて、ダメなやつなんだろう。
と落ち込んで、、、

死にたくなることも、
しょっちゅうでした。

明日からは、優しいお母さんに
なってますように、、、。


と、布団の中で強く願って、
涙をこぼした夜が幾度もありました。


けれど、
そんな母とは対照的に

私の周りの人たちは、

優しい大人、
優しい友人
ばかりで、、、


こんな母1人のために、
死んでたまるか、

と、拳を握り締め歯を食いしばり、
体を丸めて耐えていました。


知っているのは、
姉や主人ぐらいですが、

もういい加減隠すのは、
疲れました💦


どこかで、、、

母を愛してる気持ちから、

口をつぐんで、

その現実を
拒み続けていましたが、、、

紛れもなく、
あれは、、、DVでした。


しかも、
一通り暴れて落ち着くと、

急に、
『ごめんな、、、』と優しくなる。

精神コントロールも巧みな、、、

かなりタチの悪い、
類ではないのか、
と思います。


その現実を、

この『あん』の物語を通じて、

ようやく、、、

認められたように思います😂✨

隠してきた、
自分の根幹に燻る憤りに、、、

ようやく辿り着きました。

現在は、

娘たちに
いいおばあちゃんもしてますし、

社会人から結婚まで続いていた
お金の無心もほとんど無くなり、

以前とは別のカタチで
繋がれていますが、、、

どこかでずっと、、、

心には空虚がありました。


何を今更、
子どもの前でいい顔してるんだろう
❓』

と、どこか冷めたように、
眺めてしまっている、、、

そんな自分もおります。


だけど、、、

全て許さなくていいし、

無理して付き合う必要もない。

最近は、
私も子どもたちも忙しくなり、

家に招く頻度も、
減っています。

このぐらいの距離感で、、、
ちょうどいいのかもしれません。


母だから、


好きでいなくちゃ、、、

愛さなくちゃいけない。

そんなことはないと、

この映画は教えてくれました
😂✨

ほんとうに、、、
長い呪縛から、

解放された気持ちです🥹✨


『コロナ時期』

そして、
作中では、

母のDV、

売春、

覚醒剤、、、

などの問題が問われており、

そして、、、

コロナ禍という、
規制ばかりの世界で、

どれだけ、、、

『あん』のような
未成年の子達が、


苦しめられていたのか、、、

浮上せず沈められてきた問題が、
全て明らかになっています。

入江監督が、
このままにしてはいけないと奮起され、

作り上げた今作。

絶対に、、、

忘れてはならない、
私たちへの警鐘、なんだと思いました。


『最後に』

あんの物語を全て観終わり、、、
思ったことがあります。

自分も『あん』のように、

自虐の暴走が止められず、

弱いまま搾取され続けて、、、
壊れていた未来があったのかもしれない。

そう思ったら、
ヒヤッとしました。

これは、、、
私のもう一つの姿なんだ、と。


それと同時に、

今現在生きている、

この平穏な日々、、、。

これは、


DVする母の元で、
結婚するまで過ごし、

歯を食いしばり、
前を向き、

歩みを止めなかった、、、

自分が勝ち得て、
積み上げたもの。


その全てを思い出して、
とても勇気づけられました
☺️✨

そして今は、
あの頃と違い、、、

自分をありのまま受け入れてくれる
主人がいる。

困った時に、

大丈夫❓と心から心配して、
駆け寄ってくれる、、、

3人の子供たちがいる。

なんて、、、

心強いんでしょうか😂✨



マリオでいう、

スターの『無敵状態』のような、
環境下じゃないか、と思います🥹✨


じゃあ、、、

この世界で私が出来ることって
なんだろう❓

そう思った時に
自然と湧いて出たのは、、、

子どもたちの最大の味方で、
あり続けたい
』、でした。

今は、

子供会、
PTA
に、

携わらせて頂いてはおりますが、

何かを変えるには至っておりません。

流れも変えられずにいるまま、です💦

長女が卒業するまでの
あと3年間、、、

一つでも多く、
子どもたちに寄り添った提案、

そして、

その実現が出来ればいいな、
と思う次第です。


今の学校の姿勢、

そして、
関わるお母さんの姿勢に思うところ、


山ほどあるので、

いつか、
ばばっと吐き出せたら幸いです🥹✨


それではまた、
次回の更新でお会いしましょう☺️✨

映画レビューをまとめてます♪
共に語れたら、
至高の幸せです☺️💕


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