え！？風邪の予防で総合風邪薬や葛根湯を服用！？

この時期になるとよく耳にする恐ろしい一言があります。

それは・・・・

『風邪の予防で毎日葛根湯飲んでるよ』

『風邪ひくと困るから毎日パブロンやルルを飲んで頑張っているよ』

どちらも当然ですが風邪の予防にはなりません。

テレビCMで『早めのパブロン』

っと言っておりますが、あれは風邪をひく前に飲んでください、と言っているわけでなく

風邪をひいてしまったら早めに服用してください、という意味です。（きっと）

さすがに総合感冒薬を予防で服用しちゃう方はそこまで多くないと思いますが

気をつけたいのが風邪のときに使われる漢方薬の代名詞

『葛根湯』

それでなくても長期服用はNGの漢方薬なので、予防で使うなんて本当にやめましょうね。

葛根湯は簡単に言えば自分自身の体力を使ってカラダの熱を高めて

カラダの中に入り込んだ寒気を追い出して

風邪などを治療する漢方薬です。

体温を上げて風邪のウイルスを退治する、という感じの漢方薬です。

頭痛は肩こりなどのにも使いますが基本的には『辛温解表薬』と言われているおくすりなので、カラダに寒邪という寒気が入ってきて、カラダが強張って起こるような頭痛や肩こりには良いのですが

そうでないときには効果は殆どありません。

ちなみにパブロンやルルなどの市販の総合感冒薬は

解熱鎮痛剤
咳止め（鎮咳去痰薬）
抗アレルギー薬（鼻水などを止めるため）

などが複合的に入っているものがほとんどなので

当然予防で服用するものでないことは成分を見ればわかりやすいと思います。

風邪薬を飲んでも風邪の予防にはならないので、服用するならカフェインが入ってない疲労回復系の物や

冷え症対策になるもなどを睡眠や食事に気をつけながら活用しましょう。

特に漢方薬を活用したい場合は体調、体質によって疲労回復系や冷え性対策のものも適切なお薬が人によって異なりますので、効能効果やパッケージで選ばずに専門家にご相談の上服用するようにしましょうね。

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