キラメキ内臓占いから見た睡眠の違い
野生の動物は外敵から身を守るために敵が多い動物ほど睡眠は短くなります。
①鶏の場合だと、睡眠は12時間だが目を閉じているとは限らず脳を半分ずつ休ませることも可能になっています。
眠れるときには眠りますが、必要とあらば脳だけを休ませて動き続けられるのです。
②羊は草食動物で外敵の危険から平均の睡眠は3時間と言われます。
タンパク質のエサを与えるとレム睡眠に陥りますが、レム睡眠は筋肉に力が入らないので逃げるのには不適な状態です。
羊や牛の場合ではレム睡眠でもノンレム睡眠でもないウトウト睡眠があり、覚醒と非常に浅い眠りを繰り返すことで睡眠不足を補います。
ウトウト睡眠だと草を食べながらでも眠れ、いざ危険が迫った時に逃げることも可能なのです。
③牛の睡眠も3時間でウトウト睡眠が多くなり、ウトウト睡眠は消化を促す効果もあります。
そのため、消化に良い餌にすると睡眠時間が短くなり熟睡時間も増えるのです。
さらに栄養価の高い餌を与えると、よりレム睡眠の時間が増えたとのことです。
④馬の睡眠は2~3時間ですが連続で眠るわけではなく、15~30分の短い時間を繰り返して眠ります。
馬も牛や羊と同様に捕食者を警戒しており、特に馬は寝ている間でも耳が動いて辺りを警戒しています。
さらに馬は身体の構造上、立ったまま寝ていても疲れないようになっています。
ただし疲労困憊の時は横になって眠ることもあるそうです。
⑤豚は8時間だが横になって眠っていても熟睡とは限らず、小さな物音でも飛び起きます。
寝方に限らず豚の睡眠の多くはノンレム睡眠で、牛や羊のウトウト睡眠に近い状態で一日の半分ほどを眠っています。
ストレス下にある豚は浅い睡眠を長く続け寝起きが悪くなりますが、ストレスが少ない状況だと深い睡眠となり寝起きは良くなるそうです。
⑥鼠の睡眠は12~13時間と長いのが特徴です。
これは燃費が悪いために長く休まないと死んでしまうからと考えられます。
小型の動物ほど体温を維持するために代謝が高く、代謝が高いと酸化ストレスが多くなるためです。
⑦犬の睡眠時間は10~14時間と人間よりも長めですが、犬種によって違いがありゴールデンレトリバーのように大型の方が長くなります。
年齢によっても違いがあり、子供の頃よりも老犬になってからの方が睡眠が長いのも特徴です。
⑧猿の睡眠は10~12時間と言われ長く感じますが、雑食では平均的な睡眠時間との事です。
逆に人間のように雑食でありながら7~8時間という睡眠は短いと言われます。
⑨蛇は18時間とかなり長いのが特徴で、一日の大半を睡眠と獲物を待ち構える時間に費やしています。
蛇の最大の特徴は、一瞬で睡眠から攻撃態勢へと移れるという事です。
以上のように、睡眠時間を左右しているのは生活環境という事になります。
人間のように安全に眠れる生き物はもっと寝ても良く、消化不良を起こすほど食べている人にはより長い睡眠が必要となります。
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