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サブスク向いてなさすぎ芸人

コロナ禍で、配信産業は好調になったという。

まぁ、わかる。家から出られずに暇を持て余したら、多くの人はそうなるのだろう。

かくいう私も、Netflixに加入している。

実はコロナ騒動前から加入している。

しかし、コロナ自粛期間中、私はただの1回もNetflixを見なかった。アプリを立ち上げすらしなかった。

契約してから、Netflixを立ち上げたのはたった1回だけであり、つまり毎月1000円弱のサブスク料金をドブに捨てているのである。


……そもそも、なんでそんなに見ないのにNetflixを申し込んだのかというと、私が愛する漫画『虫籠のカガステル』がNetflix限定配信のアニメになったから、本当にこの作品だけのために契約したわけである。

で、この作品以外に別に興味がないし、1週間以内に見なければいけないわけでもなく、最初から全話配信されていて「契約している間ならいつでもみられるから時間がある時に」「眠くない時に」「締め切りがない時に」とずるずる見ないまま数ヶ月経過(今ここ)

何せお目当ての作品ですら「いつでも観られるなら」とずるずるまだ観ていないくらいなので「Netflixでならこれも観られる!」と言われたところで「いつか見よう」となるだけですぐに見るわけがないのである。

音楽でもアニメでも映画でもドラマでも、私のように「お目当てのもの以外に全く興味を持たない(持っていてもそれに時間を割くほどの意欲はない)」という人間にとって、サブスクは実に厄介なシロモノである。

何せたくさんコンテンツがあることは魅力ではなく「限定コンテンツ」がたまたまそこでしかなかったから契約するような私にとって「なんでこのコンテンツだけ買わせてくれないんだ」ということになる。円盤化するかもわからんし。

音楽にしてもそうで、私は特定の曲やCDだけ飽きるまでヘビロテするタイプなので、たくさんあっても意味がない。その曲やアルバムにしか興味がない。

だけど世間はどんどんサブスクに傾いていく。いや、そんなにいっぱいの中から選ばなくてもいいんで、こっちは。

「限定配信」はそのコンテンツをピンポイントで応援したい人にとっては、はっきりいって「邪魔」なんだ。布教したくても、布教相手が同じサービスに加入していないとおすすめもできない。

電子コンテンツは、これからどんどん発展していくであろうけど、なんでもかんでもサブスクにしないでほしい。コンテンツだけで単品売りしてほしい。

サブスクに向いていない。いつでも観られるなら今じゃなくてもいい。

そういう人間にとって、サブスクは「気が向かない時でも毎月定額で払わないといけないサービス」だ。いつでも観られるけど、その時にお金を投げ銭したいし、期間限定ならその時には頑張る、くらいでいい。でも一挙をやられてもそんなまとめて見られない。毎日なんて見られない。

私は観たいものしか観ない……。コンテンツいっぱいご用意されてもほとんどが「別に家で2時間とか3時間かけて小さい画面凝視してまでは観たくない」んだな。

あーーーー、サブスクが魂レベルで向いていない。


そんな思いを抱えて過ごす夏の夜。


ちなみに7月もNetflixの月額料金をドブに捨てました。今月の私に期待!

せめてお目当てのコンテンツくらい完走しようぜ!それが見たくて契約したんだからさ!

それはそれとして『虫籠のカガステル』は神漫画だし全7巻で完結まで読めるので皆さん、原作をぜひ履修してくださいこの通りですよろしくお願い申し上げます。

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