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何故か死なない我が家の血筋

実家は特になんのいわくもない農家であって、その農家ももうすでにたたんでしまい、特にかわったところもない普通の一般庶民である。

祖母はいいところのお嬢様だったらしいが、私は父方家系で祖母の家とは親戚付き合いもないし。(この辺は以前日記にちょろっと書いたけど、ワケアリ結婚だったので祖母が亡くなると同時にショボい農家である我が家は縁を切られたのである)

ただ、何だか知らないけど、父方の家系に脈々と受け継がれている「謎の悪運の強さ」があるのだった。

ちなみに、父方の男どもは、少なくとも観測した限りでは私以外に霊感的な体験をした人間はいない。霊感体質っぽいのはむしろ母の家系である。

この辺は以前に書いた日記でも参照してくれ。

>>霊感オリンピックと寺生まれの親戚がいるK

というわけで、霊感らしきものがナイナイのはずの父方家系、オカルトにはご縁がなさそうなのにとにかく以上なほどに悪運が強いという特徴がある。

世間では100日目についに死んだワニが話題なわけなんであるけど、我が家の父方の家系、ことごとく「これは死ぬのでは?」という状況で何故か生還してしまうのである。


曾祖母:戦争で戸籍上は死んだことにされてしまったので妹の名前で生きた(本人談)(ちなみに99歳まで生きた)(上の話が本当なら100歳以上)

私「他にいくらでも語るべき話がありそうなのに、なんでそんなエピソードが残ってるんです?」


祖父:広島出身だが原爆が落ちる少し前に満州にいたので無事

私「その代わり伯父が栄養失調で死んだ!!!(つらい)」

※ちなみに祖父は89歳まで生きた
※この祖父、足の小指を折ったのに普通に歩いて「折れたわ」と報告しにきたことがある


父:子供の頃、農機を動かしていた馬が暴れて頭蓋骨損傷(無事完治)

  腰の骨をおる重傷で下半身不随になりかけたが、病院の対応が気に入らなくて勝手に退院⇒別の病院でセカンドオピニオンして復活

  時速100キロで交通事故を起こして軽傷

私「人生3周目くらいか?」


兄:小さい頃妹(私)に蹴り倒されて顔面大やけど(完治)

私「正直すまんかったわ」



私:3回くらい階段から落ちる(無傷)

  30mくらい自転車ごと砂利の坂道を転げ落ちる(軽傷)

  牛に顔面をどつかれる(無傷)

  牛に2回ほど吹っ飛ばされる(無傷)

  ターザンロープ(遊具)で4Mほどぶっ飛ぶ(無傷)

  キャッチのヤンキーに引きずり倒される(無傷)(むしろ反撃した)

  階段から落ちて壁に激突(去年。ほぼ無傷)

私「友達にどうやって無傷で生き延びたんだ?と言われる」


何かもしかしたら死ぬんじゃないかっていうくらいに落ちたり転がったりするんだけど、何故か全部無傷か軽傷なんですよね。父が腰の骨を折ったくらいか、本気でヤバかったのは……。

言う程大した事故にあってないじゃん、と思われるかもしれないけど

・吹雪の雪道でスリップして逆走してしまって、やっと戻ったところで対向車線にトラックが現れた

・乗った飛行機が焦げ臭い異臭を放って出発して30分で空港に戻って緊急着陸

など割とシャレにならない事故未遂をめちゃくちゃ経験した上で、物理的に起こった事故がコレって話です。

いや、飛行機の時はマジでこの世の終わりかと思ったわ。

ところで、何か知らないけどこの悪運は

「絶対に変わった名前をつけてはならない」

という法則の元で発動するというジンクスがありまして。

父は三男なのですが、上の2人が割と当時としてはかなりシャレたお名前で、亡くなって三人目でもう適当に決めようかみたいな空気になって以降は普通の名前をつけたら全員ピンシャンしているという。

兄は普通の名前だけどちょっとだけ漢字は珍しくて(といっても別にそこまでありえない名前でもないけど)そしたら私よりは悪運が強くないんですよね。普通に怪我したこともあるし。

私は全国に何十万人いるんだ?っていう名前なんだけど悪運は死ぬほど強い。

直撃ロスジェネ世代なので、割と度々仕事を失っていたんですが、不思議と絶望的になる前に次の仕事が見つかったりして。

あと、何となく初対面で「こいつマズイな?」というのの嗅ぎ分けは上手というか、「絶対に逃げた方がいい案件」は直感的にわかるというか。それで前の会社をするっと辞めていったし、もうこれ以上無職だとヤバいぞってタイミングで派遣でいい会社に拾われたりとか。

何故か生きていく最低ラインはかろうじてクリアしていく綱渡りの人生。

絶対に死なない呪いでもかかっているのか、というくらいに大けがと大病をしないのに、何故かちょっとしたことではしょうもない怪我をします。私の人生の中で一番しょうもない大けがは、寮のうち開きの扉に足の小指をぶつけて全治3週間の捻挫したことです。

30M砂利道をころげおちても軽傷だったのに、寮の扉で重傷かい!


ところで、私の悪運の強さについて、学生時代の友人(霊感強め・占いが特技)はこうのたまいました。

友人「君の後ろに何かわからないけど、すごい強力なのがいる……悪いものではないけど、なんかすごい……悪いものではない」

私「悪いものじゃない(2回言った)」


何がついていたんだろう?????



…………ブラックホールかもしれない。(>>元ネタの話はこちら


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