デザイナーが自動化にハマって気づいたこと
みなさん、楽していますか?僕はZapierを使って楽しています。
Zapierは、いろんなサービス同士を繋いで自動的にストックしたり、通知したりするサービスです。note社でも2年くらい前?に導入され、今では相当な数のZapierが稼働してます。
普段働いていると、時間が足りないと感じることが多くありませんか?単純に「多い」という話もありますが、タスクの前後にある助走の時間が意外と多くの時間を使っています。
例えば、
メンションされたslackチャンネルをポチポチ
何のタスク残っているのか探しにいく
今日のミーティングチェック
毎回複製するGoogle ドキュメント
など
こういったものは無意識に繰り返していますが、人がやる必要のないことです。そういったものを自動化することで、タスクの品質を上げたり、ミーティングの準備にかける時間を増やしたり、本質的なことに時間を割けるようになります。
人が動きやすい環境も作れます
誰かに覚えて欲しい、知って欲しい、考えて欲しい、行動して欲しいことを促すこともできます。あなたが社内イベントをやりたいと思ったとして、イベントカレンダーを作るだけでは誰も参加しませんよね。
自動化すると、
知りやすい
よくみるチャンネルにメッセージが流れる
定期的に流れる
行動しやすい
slackリアクションつけるだけで参加できる
誰が参加しているのかわかる
当日、メンションで教えてくれる
などで、動機や行動力が小さくても参加しやすくすることができます。
なぜデザイナーが自動化するのか
Zapierはノーコードツール(一応jsなども書ける)なので、デザイナーが取っ付きやすいイメージはありますが、僕はプロダクト開発に近いからだと考えます。
クリエイターに、知って欲しい、行動を起こさせたい、簡単に使って欲しい、など。Zapierで自分や社員を楽にしつつ、プロダクト改善の試行も行っている感覚です。
自動化で解決したこと
すべてはありませんが、僕が作成したZap(Zapierのタスク)の一部を紹介します。
Googleカレンダーのイベント6分前にslack通知
10分前だと忘れるため
Slackでメンションされたら自分のチャンネルに流す
自分のチャンネルをslack上のタスク管理ツールとして使えて便利です
アクセシビリティ チェックシート
どのチャンネルからも実行可能にし、ベースになるGoogleスプレッドシートを複製、複製されたシートを一元管理し誰が発行したかわかるように
チャンネルにバリューをランダムで流す
6つのnote社バリューを実例を交えて紹介
デザイナー朝会
朝会を毎日に行なっており、メッセージのスレッドに今日のタスクを記載していく
朝会進行当番
朝会は全員が進行チャンスを得るために、ランダム指名される
記事当番通知
周期で担当者を決めて、自分の番が近づくとメンションされる(Cookpadさんの事例を参考に)
この記事も今日、リマインドが来て書いてます…
必要なグラフィックの作業依頼
slackワークフローと連携し、初期要件テンプレートを返したり、タスク管理ツールに自動的に保存される
色々ありますが、全く機能せず没になったZapも同数以上に存在します。Zapierの良いところは、考えてから形にするまでの時間が少なく済むため、機能しなければ捨てる判断がしやすいことがあります。作ったものを捨てるのが一番難しいですよね。およそ3〜10分程度で作成が可能で、うまく動作しているものはアップデートやチューニングも行なっています。
時間を作っていこう
持っているパフォーマンスを出せる時間が減ってしまうのはとても勿体無いことです。自動化に限らず、本質的な課題に向き合う時間を増やすためにやっていきましょう。(需要があれば、具体的なZapの中身や作り方にフォーカスするのでリアクションください)
そんな、本質的な課題を解決するために自動化も頑張っていきたいプロダクトデザイナーをnoteは募集しています!みんな応募してくれよな。
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