見出し画像

氷室まんじゅうを食べないと気が治まらないということ。

7月1日
金沢生まれ育ちのわたしとしては
7月1日と言えば
「氷室まんじゅう」を
食べないと気が治まらない日

金沢では
7月1日を
氷室の日と言いますが
別名 氷の朔日とも言われていまして

その昔 宮中では暑い時期氷を食べることで
暑気払いをしたと言われています
加賀藩では徳川家に献上するために1月に雪を氷室に詰める氷室仕込み
そして 氷室開きといい
保管していた雪氷を取り出す日を記念して

庶民は高級な氷はいただけませんので
雪解け水で作ったお饅頭を食べて暑気払いをしたと言われています

それが 夏を乗り切り無病息災の意味のある
氷室饅頭を食べるという風習になったというワケですが

金沢または
その周辺の地域のみなさまには
「沁みついた」習わしなのかもしれません

子供のころは
お母さんが7月1日 毎年買ってきて
強制的?に
「食べなさい」
というか
無病息災というか 健康に過ごせるから
氷室まんじゅうを食べるという習慣は
沁み込ついているものと思われる

だから
毎年 7月1日は 氷室まんじゅうを食べないと
落ち着かないというのが
あぁ・・・金沢人 石川県人と
身を持って思うワケですよ

そこに
何があるか
風習という習わしであり習慣なのですが
刷り込み かもしれませんが
深堀すると
そこに
「願い」があるワケですよ

家族 みんなで健康で過ごしたい
という「願い」が
氷室まんじゅうを食べるという習慣にある

思いが込められれているんですね

もちろん
お菓子屋さんの経済をまわすということも理解をしています
バレンタインデーやクリスマスも同じ
何かしら人は
「願い」や「祈り」があると
願掛けのように何かにすがり 何かを買う

そこには
忘れてはいけない
人間の思いと
=経済をまわしている
ということ

昔はおかあさんが買ってきてくれたが
今では
自分が買ってきて親族や友人に分けて食べるという
氷室まんじゅうの日

今までは
誰かが買ってきてくれたが
昨今はわたしが買ってくる

受け継がれた
願いと
経済をまわすということ
バトンを受けついていることを
あわてて
氷室まんじゅうを買いに行って理解できた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?