病になっても病気にならない。
確か斎藤一人さんの言葉だったと思います。
私はこの言葉をとても気に入っていて、自分に向けてよくつぶやいています。病でも「気」を病んでしまうことなく、楽しく過ごしたいというのが今の小さな目標です。
私は10年ほど前から自己免疫疾患があり、よくなってきたかと思ったら悪化してしまったり、なかなか調子を整えるのも難しい状況にありました。
私は幼い頃から通知表などには「頑張り屋さんです」といつも書かれるようなタイプだったので、病気になってはじめの頃は治そうと一生懸命努力しました。でも勉強や楽器の練習と違い、努力に対して全く効果が出ないという状況に打ちひしがれました。そして、頑張ろうと起き上がる体力すら奪われ、ただただ床にくっついて泣いていた時期もあります。私は病気の症状そのものよりも、この「頑張れない状況」がとても辛かったです。
それでも最近は少し調子が良かったのですが、数ヶ月前に、自己免疫疾患がさらに拡大していて難病指定を受けている病気の疑いでいろいろと検査をすることになりました。ただ、確定しても今の私の状態ぐらいでは治療法はないということだったので、大変な検査はまだしなくていいかな‥としばらく経過観察にしています。
そんな今、いつも唱えているのが最初に書いた、「病になっても病気にならない」です。身体の調子は少々うまくいかなくても、気持ちは元気に!あまり気にせず!過ごしています。
そうしていると、この世はいいところだ〜と思います。
かわいい鳥が毎日来てくれて、花は美しく、楽しい笛とも出会えました。
そして、病と生きることは大変でもあるけれど、ひとつよかったと思っているのは、頑張りたくても頑張れない状況にある人もいると理解できたこと。
学生時代やレッスン業を始めたばかりの頃、私は積極的な努力をしない人に対して厳しかったと思います。やればもっとできるのになんでやらないの!?と。
でも今は、環境や体調やみんないろんな事情があり、そんな中でもそれぞれが欲するいちばん良いかたちで音楽と関わることで幸せにつながってほしいと願っています。
レッスンもそんな思いでさせていただいています。ご興味を持ってくださる方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください^^
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