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投資信託とは?~仕組みや特徴を徹底解説!~

本年より新NISAが開始、株価最高値などと相まって、世間の投資への関心は強まっていると感じます。
 
本文はまさに昨今のニュースから、
・よくわからないけど投資に興味がある
・投資信託って名前だけは聞いた事あるけど・・・といった方々に対して、
当社が扱っている投資信託という商品の仕組みと、さわかみファンドという商品について簡単にお伝えします。


①まず、投資信託ってなに?

聞き慣れない言葉かもしれません。
私の周囲の人も投資信託と聞いてなかなかピンと来ない人が多いですね。
 
投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、運用の専門家(運用会社)が株式や債券、不動産などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品を指し、時にはファンドと呼ばれることもあります 。

自分で株式などを購入して運用する投資方法ではないため、自分で投資対象を選ぶことや直接運用ができない反面、運用のプロに任せることになるので初心者でも手が届き易い投資方法であり、初心者の自力運用に比べて一般的にはリスクが低いと言えるでしょう。
 
さらに購入単価の低さや税金対策といった個人投資では享受出来ない利点を少しご紹介いたします。
投資信託というのは多くの場合、運用の専門家が選んださまざまな投資先企業の株式を少しずつ保有するようなイメージです。つまり投資信託のファンドを1口買うことで、そのファンドの投資先企業すべての株式を少しずつ保有しているような状態になります。
個別での株式投資の場合、確かに保有している口数が投資信託を介すより多くなりますが、その分買付に必要な最低金額も高くなり、普段私たちが目にするような大手企業などは最低100万円からの投資なんてことも少なくありません。
一般的な投資信託の最低買付金額はせいぜい数千円から数万円の間と考えると投資信託のほうが間口が広いといえますね。

また税金対策に関しても投資信託には大きなメリットがあります。
投資行為で利益を産むのは購入時と売却時の差額であり、利益が出る場合にはNISA等を利用する場合を除いて納税が必要となります。
投資対象の損失リスクを回避する為に保有銘柄や保有株数を調整することがありますが、個人で同様の調整をする場合には利益確定の度に税金を支払うところ、投資信託を利用すると、日々運用会社が売却等をして発生する利益自体に関しては、投資家は負担する必要がないというメリットがあります。
つまり投資信託を利用することで、安定的な運用のためのバランス調整にかかる税金を、運用会社に負担させるということができます。
※個人投資家がファンドの売却時に利益が発生する場合には、NISA利用を除いて税金が発生いたします。

②投資信託の成り立ちについて

投資信託についてさらに理解を深めるため、簡単にその成立についてご紹介したいと思います。

投資信託の誕生は一説には19世紀中盤のイギリスが起源とされています。
産業革命や参政権の拡大など、中産階級の地位が変化していた時に、彼らも大資本家と同様な利益を事業への出資を通じて享受できるよう投資活動に参画していく流れがあったとされています。
ただ大資本家と同程度の資本を有していた訳ではないので、中産階級同士で資本をあわせて、当時社会に必要とされた事業への出資に充てていたとされています。
時代の変化とともに、投資信託の役割は変化し、戦後の復興資金として社会に還元されることや、市場の活性化に一役買ってきたとされる歴史もあります。

③投資信託の種類について

現在国内外に無数にある投資信託を大きく分けると2種類に分類できます。

1つ目がインデックスファンドと呼ばれる、投資のパフォーマンスが日経平均株価やTOPIX等の特定の市場を代表するインデックスに連動するよう運用する投資信託です。
2つ目がさわかみ投信のようなアクティブファンドと称され、各々のファンドが独自のテーマで、市場平均指数を上回ることを目標に投資運用しているものを指します。
アクティブファンドの面白いところは、各々個性が強い投資信託が多く、さわかみファンドのような「直販型長期投資」を掲げる商品や、米国の成長株に投資する商品など千差万別です。
今後もし投資信託を利用したいと考えている場合には、是非各ファンドが何を目的としているのか、あるいは自身の考えに近いものを探してみる事をおすすめします。

④さわかみ投信ってどんなファンドなの?

さわかみ投信は独立系直販投資信託に該当します。

まず独立系というのは大手金融グループ傘下にないということであり、親会社の意向に沿うよう経営や運用を強いられるようなことがないことを意味します。
直販というのは直接販売の略称で、例えば「さわかみファンド」という商品を運用している会社と、販売や手続きをする会社が一体であることを直販型といいます。
 
さわかみ投信は、独自に設定した経営理念や投資哲学について外部から指図されたりせず、なおかつ仲介業者などを通さず直接お客様と取引をするということです。
大手傘下に組する事もなく、商品にも売り方にもこだわりが強い企業だなと
感じませんか?
では、なぜさわかみ投信という会社は独立系直販投信というスタイルをとっているのでしょうか?

その理由には、長期投資の実践にはお客様(当社ではファンド仲間と呼びます)の協力が必要不可欠だと考えているからです。


当社では経済状況にあわせて現金と株式のバランスを調整する中で、日本の未来を築いていく企業や、人々の生活に深く関わる企業の成長の後押しをすることで、世の中をもっと面白いものにしていきたいと考えています。
 
企業は時に倒産や株価暴落といったリスクのなかで経営されていますが、
当社は本当に価値があると考える企業を投資というかたちで応援したいと思っています。
そしてその応援投資をするための資金は、さわかみファンドを購入していただく皆様のお力添えがあってはじめて入手可能であり、こうした協力関係を形成するために、直販という形は必要不可欠だと考えています。
このような当社の考えや取り組みを販売会社を通して伝えるのは難しいと感じています。

⑤結局どんな人に向いているのか

では、どんな人に投資信託をおすすめしたいかを考えたいと思います。
 
1)投資初心者
よく分からないけど、とりあえず投資を始めたい!プロに運用を任せよう!という方にとっては個人投資に比べ時間や知識、資本などのコストはかからないため、投資信託の利用が適切だと思います。

2)日々忙しく生きている人
仕事や本業に奔走している人や夢を全力で追いかけている人には、投資に関する学習や企業調査にかかる手間は運用会社に任せた方がいいでしょう。仮に「お金は使う為に稼ぐもの」とするならば、自己実現の時間を犠牲にして投資の時間を作るのは本末転倒と言わざるを得ません。
 
3)投資をするにあたって想いを乗せたいと考える方
限られたファンドの話となってしまうかもしれませんが、投資先企業の取り組みが世の中をどう面白くするか、どんな価値をもたらすかなどを考えながら投資をすることで、主体的に世の中を良くしている実感を持つ事ができるかもしれません。資産形成以外にもなにか投資に意義を感じたいという人にとっては適切な投資対象と言えるでしょう。

⑥最後に

ここまでお読みいただいた方のなかで、今すぐには投資を始めなくても、読む前より投資信託への理解が深まり、さらに関心が強まったという人がいらっしゃいましたら大変嬉しいです。
始めるにせよ、手を出さないにせよ、何はともあれ一度とことんお調べになるのが良いと思います!

小難しいことをシンプルに
直販部 菅原 拓矢 Takuya Sugawara

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