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【車椅子で行ってみた🐟】マリホ水族館/広島

「脊損対麻痺で身障手帳1級の車椅子ユーザーがどこまで1人で行けるのか?」

障害者手帳があると色んな場所で障害者割引を利用できるけど、実際に行くとなると、ほんとに負担はないのか、介助ありきだったりしないのか…

世の中に溢れているオススメのお出かけ・観光スポットは、障害者向けの情報なんか少ないし…

だから、自分で"1人で"出かけられたところを残していこう!と思ったのです。

今回は【マリホ水族館】。
日曜日のお昼前に行ったので家族連れがたくさん。

マリホ水族館について

特徴

マリホ水族館は2017年に「広島マリーナホップ」内に開館した、広島市唯一の水族館です。
一言でいえば「アウトレットの中にある小さな水族館」
しかし、侮るなかれ、コンパクトながらも各展示に力を入れられており、館内に6つ、館外に1つのゾーンがあり、瀬戸内海や渓流などをテーマにして、美しい海や川が再現されています。
そしてなんと!
「生きている水塊水槽」は世界初!!!
躍動的で潤いのある水中世界と、そこに生きる命たちの鼓動を実感することができます。
また、サンゴ礁をイメージした「ラグーン水槽」での、4000匹の魚たちとダイバーによるパフォーマンスが繰り広げられる「ラグーンダイブ」や夜間開催の「ナイトアクアリウム」も見どころの1つです。

バリアフリーの状況

マリーナホップ・マリホ水族館のバリアフリー情報は、公式HPでも確認できます。

https://www.marinahop.com/assets/img/about/barrier_free.pdf

かなり正直にバリアフリーの状況を説明してくれています。確かに窓口ちょっと高かった。
注意は黄色、無理なのは赤色で示してくれています。正直者。

アクセスのしやすさ

マリホ水族館がある「広島マリーナホップ」は広島市内ですが、中心部からは少し外れた位置にあります。
駐車場・駐輪場は終日無料開放されていて、
1500台の駐車場完備、駐輪場も571台収容可能
(※マリホ水族館公式HPより)

公共交通機関だと広電バスで行くことに。
広島駅からは40分ほど。

日曜日のバスはそれなりに人が乗っていて、車椅子対応スペースの席にも座っている人がいて、こういう時、少しだけ申し訳ない気分になる。
バス停からマリーナホップはすぐそこです。

このマップの上方、バスマークがバス停。
マリホ水族館は入口からは奥の方に🐟

これは個人の感想ですが、
広島、道がガタガタなところが多い印象。
マリーナホップ内でも細かな段差、でこぼこ、水族館が奥にあるので、それなりにそれなりに。

実は他の用事で平和記念公園の近くにお邪魔していたのですが、あの辺りは川があることもあって急傾斜なのは覚悟の上。
実際行ってみて衝撃だった。
それだけじゃない!!!!
そもそも道が!!!!!
なんでこんっなにガッタガタなの!!!?!?!?!?
歩道の段差も割と高さある道が非常に多かった。
歩道の切れ目の度に車椅子はギッタンバッタン、身体への衝撃がすんごい。
泣きそうだったよ。

自分が普段住んでいる大阪という街がいかに整地されているのか実感した。治安悪いけど、バリアフリー面ではそれなりに頑張ってるよね、ありがとう大阪。治安悪いけど。

そんなこんなで。
マリホ水族館。

ででーん!と🐳お出迎えしてくれます

写真を見るとお分かりかと思いますが、入館するには、このゆるーい、ちょい長ーいスロープを上る必要があります。勾配は優しめ。

入場してすぐ、少し高めの窓口で受付のお姉さんからチケットを購入します。やり取りできない高さではないです。展示規模が小さいからなのか、ワンコイン(障がい者割引適応)。
安っ。

館内の様子

水族館の展示は1つのフロアにまとまっています。
特に館内では傾斜などありません。

フロアマップ

展示はスペースの広さに困ることもなく、移動もスムーズ。
ほとんどの水槽が車椅子でも問題ない高さで、水塊水槽も迫力満点に鑑賞できました。

個人的にキュンだったのが、アオウミガメのコーナー。
成長記録も展示されていたのですが、アオウミガメの成長の様子が、すごく丁寧に写真と文章でいっぱい記録されていて、飼育員さんの愛が詰まっていて、尊死案件。

愛。
みんな見てほしい、がちで


え、こんなに愛溢れてるのにマリホ今年で閉館しちゃうの。泣いちゃう。

少し残念だったところ。
出口を出ですぐ、Zゾーン(鯉の池)のところは下り坂。
さらに、公式の出していたバリアフリー情報では、石畳で近くには行けないとのこと。
家族連れが見ていたし、下り坂をキュッと車椅子止めるのも少し大変だったので、見るのはやめておきました。

トイレ

トイレは館内に1箇所。
バリアフリートイレ仕様です。

トイレ入口こんな感じ
スライド式のドア
超広かった
鏡が角度ついてない上に高い
何も見えない
古いバリアフリートイレあるある

総評

コンパクトにまとまった展示で
おおよそ見えづらさや動きにくさは感じず
施設自体は金額の割に充分な展示でした。
これが500円だなんて!!
大いに満足☻
ただ、そこにたどり着くまでが少ーし大変。
広島さん、バリアフリー頑張って下さい🔥

時間・料金・アクセス

【マリホ水族館】
📍住所
〒733-0036
広島県広島市西区観音新町4丁目14-35 広島マリーナホップ内
🚃交通アクセス
広電バス「観音マリーナホップ」駅が最寄りです。
・広島駅から▶広電バス3号線で約40分
・横川駅から▶広電バス8号線で約30分(※日祝は全便運休)
🚗車でのアクセス
・福山方面から
▶福山西ICから山陽自動車道に乗り、広島東ジャンクションから広島高速1号線に進み 仁保ジャンクションから高速3号線へ。吉島料金所で降り、西方面へ直進、広島ヘリポート方面へ直進。
・徳山方面から
▶徳山東ICから山陽自動車道に乗り、五日市ICで降ります。草津沼田道路を直進、商工センター2丁目交差点左折後、広島南道路を直進、観音方面下車、広島ヘリポート方面へ右折し直進。
※無料駐車場完備
⏰営業時間
平日 10:00~17:00
土日祝 10:00~19:00
季節や生物の状況により営業時間が変更となる場合あり
休館日はマリーナホップの休館日に準じます。
公式サイトでご確認を!
👛通常料金/障がい者割引価格
・大人(18歳以上):1000円/500円
・小人(6-17歳):550円/275円
・幼児(3歳以上):350円/175円
※3歳未満は無料

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