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東雲

こんにちは。

やわひゃーです。


いつの間にか随分と時間は経ち、お久しぶりになってしまいました。

あまりnoteに時間を捻出できずにいたのですが、そんな時にピッタリな趣味(になりそうなもの)を発見しました。

それは、インスタント小説です!

簡単に言うと少ない文字数の小説です。

僕の場合は一本400字で書こうと思ってるのでこれなら書いていけるんじゃないかなと。

あと下手でも読者さんに長々と読ませずに済むのでこちらとしても気が楽ですね。

簡単だけどしっかりコンセプトを持って書いていきたいと思います。

そんなこんなで第一弾です。


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東雲

カーテンを開ける。

青白い景色はまた僕の前に現れる。次にここで見る時は青黒くなっているのだろう。

重い目を擦り無意識にフレークを手に取る。特に美味しくもないがこれで何袋目だろうか。こうして日々を繰り返していくのだ。

ふと眼前の棚にあるファッション誌が目に入る。「この春はシャツで行こう!」そうか、4月に買ったものらしい。

ただ中身を全く覚えていない。どんなに記憶を検索しても何も引っかからない。そういえば春から服を買ってないことに気づく。

欲しかった家電も行きたかった場所も結局記憶には刻まれなかった。いつの間にか春を過ぎ、夏まで駆け抜けてしまった。

フレークを食べる手が止まる。

この毎日の先には何が待っているのか。この日常を産んだ原点は何だったのだろうか。

探す、時間をかけてでも検索する。ここで放棄してはいけない気がする。

体が熱くなる。そして視界が広くなる。

僕は立ち上がった。

青白い景色は光度を増していた。

(398文字)

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いかがだったでしょうか。

小説を書くのは初めてなので拙いと思いますが、少しでも何か感じることがありましたら僕は大変嬉しいです。

またこうして書いていきたいと思いますので、お時間があれば是非。

読んでいただきありがとうございました。

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