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朝マックにいる元気なおばさん

カフェで注文した時店員さんは笑顔だったのに、僕が鞄からパソコンを出すと急に不愛想になるのは牽制か何かですか?

こんにちは。
増田拓己です。

そりゃ3時間もいるのは迷惑ですよね。僕のせいです。

3週間前から小説を書いているのですが、全く書き終わらないのでとりあえず簡単な小話でもして閑話休題といきましょう。


朝マックにいる元気なおばさん
僕は夜勤で働いているので仕事が終わりが朝の9時ぐらいなのですが、そこからご飯を食べるのでマックに行くといつも朝マックです。

マフィンやハッシュドポテトが食べられるのがレアで普通のメニューより結構好きだった人挙手!
えっと…ざっと数えたら8割ぐらいいますね、そうですよね。
僕もその一人だったのですが今は普通のが食べたい。サムライマック旨すぎるだろ。朝にも置いてくれよ。
やっぱり慣れって良くないね。価値が下がっていくね。

そんなことをひとりでブツブツ言いながらマフィンをたしなんでいたときのこと。お店に黄土色の派手なシャツを着た少々恰幅のいい、いわゆる「おば様」がご来店。目を引いてしかたない。
朝はまばらな客。おば様の隣は空席で、そこに店員さんが机を拭きに来ます。
するとおば様はすかさずは口を開きます。
「この前旦那と来たんだけどね、美味しかったから内緒でまた来ちゃった」
店員さんは少し困惑しつつも微笑みながらありがとうございますと。
「うちってあんまり外食しないんだけど、ほんとはもう少し行きたいのよね」
「わんちゃん飼ってるんだけど最近太っちゃって。ペットは家族って言うけどほんとに私が産んだんじゃないかって。ウンタラカンタラ~・・・。」
止まらないおば様。視線が泳ぐ店員。適度に相槌を入れつつ次の仕事に向かいたがっている雰囲気。

あらあら、店員さんが困ってるじゃないの。
ってかこんな完璧なおばさんムーブあるか!?
ドラマみたいな展開。
おばさんあるあるかもしれないけどこんなにベタに行われるもんなのか。
とにかくおばさんは話せれば誰でもいいのか。
別に知人じゃなくて、名前も知らない初対面の人にあんなに話しかけて…。

うん…?
ちょっと待てよ。
相手のことを何も知らない。もちろん自分のことも知られてない。
けれども話が途切れない。店員さんは困惑しつつも悪い気はしてない模様。
これって実はすごいことなんじゃないか!?

これを読んでいるみなさんにお聞きします。全くの初対面かつ共通点なんかまるでない人に話しかけられる人挙手!
さぁどれぐらいいるかな…これは少ないんじゃないか?あれ、思ったより多いな…ざっと数えると4割ぐらいですかね。
思ったよりみんな出来るんですね。
ちなみに僕は手を挙げられません。
僕は絶対に無理です。

なんなら知人でもかなりハードルが高いです。
基本的には喋る理由がないと話せません。
あと、食事会。これは数日前から準備がいります。
食事をしている間の約2時間。
会話が途切れてしまったらどうしよう。つまらないと思われたくない。
そう考える僕は共通点や相手が好きそうな話題を考えてから臨みます。
始まると準備してきたものを小出しにしながらエピソードトーク状態。
これで楽しいと感じてくれる人が少ないのは容易に想像できますよね。
そんな僕はいわゆる雑談ができないのです。

こんな悩みを抱える人は多いのかなとも思いますが、やっかいなのが僕は他人と仲良くなりたい願望が強いということ。
こんなに準備もするし終わってみたら体力を使う食事ですが僕はめちゃくちゃ行きたいです。中には集まりが嫌い、一人でいたいという方も多くいると思いますが、僕は全然集まりたいです。仲良くなりたい。誘われたら絶対行きます。
大体空回りしてしまって次回開催が中々遠くなってしまうのですが。

なのでこれを読んだ僕の知人の方は暖かい見守りをお願いします…
本当はめちゃくちゃ仲良くなりたいんです…
という保険を遠回りに張っておきます。

初対面でも話せると手を挙げた4割の方、それ、凄いことですよ。誇りに思ってください。そして僕らに話しかけてください。あ、マックのおば様もいますね。わんちゃんと健康に過ごしてくださいね。
手を挙げられなかった残りの方、仲間はたくさんいますよ。なかなか生きにくいと感じるかもしれませんがぼちぼち上手くやっていきましょう。

え?なに?退職後の旦那さんが家事をしない?
あ、ごめんなさい。一人で食べてるので…


お読みいただきありがとうございます!

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