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デンマークで子どもの本の仕事をする

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デンマークで子どもが本と出会うお手伝いをしてきました。さまざまな仕事や取り組みを通して教えられたこと、考えたことを綴っていきます。
運営しているクリエイター

#図書館

消えた日本語の本と、それを追いかけた長い長い旅

〈はじめに〉 ずっと書きたいと思いつつなかなか文章にできないことってありませんか。これか…

さわぐり
2か月前
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◇17. 情報とどう向き合うかを教える学校図書館

学校図書館では、国語の授業の一環として図書館へ本を借りに来るクラスの選書を手伝うことや、…

さわぐり
5か月前
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◇14. 学校図書館での日々

子どもたちからの冷ややかな歓迎で始まった学校図書館での仕事。最初こそグッとこらえる場面は…

さわぐり
9か月前
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◇13. わたしは外国人

捨てる神あれば拾う神あり、とはこのことか。1年9か月働いた公共図書館と突然お別れをするこ…

さわぐり
1年前
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◇12. 突然の行き先変更

郊外の公共図書館に期限付きで採用され、その後、期限付きで2回契約を更新している間に、同僚…

さわぐり
1年前
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◇11. ドキドキ、学校訪問

郊外の公共図書館に1年の契約で採用され、結局その図書館では2回の雇用期間延長で合計1年9…

さわぐり
1年前
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◇10. 狭き門

仕事を探しながら毎日コペンハーゲン中央図書館で千本ノックを受けてきた6か月。この契約は制度上延長できないこともあり、わたしの千本ノックは一旦6か月で終了した。 その後はまた家にいてジョブセンター(職業安定所)のホームページから仕事を探し、カバーレターと職務経歴書(CV)を送る日々。ただ以前までとは異なり、コペンハーゲン中央図書館での職務経験があることで、少しずつ手ごたえを感じることも増えた。 とはいえ、なかなかハードルの高い職種であることは間違いはなかった。デンマークの公

◇9.求職中の千本ノック

コペンハーゲンの図書館に日本語の絵本や児童書を届けていた間に息子は保育園が決まり、わたし…

さわぐり
1年前
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◇8. コペンハーゲンの図書館に日本語の子どもの本を届け続けた日々のこと

BOOK STARTの仕事と図書館のカウンター業務、児童書の整理をしながら、デンマークの図書館で少…

さわぐり
1年前
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◇7. 絵本は文化を知る窓になった

図書館の仕事の日に毎回4,5冊デンマーク語の絵本を持ち帰り、夫に読み聞かせをしてもらって…

さわぐり
1年前
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◇6. 図書館の仕事、広がる世界

家庭訪問を通してさまざまな人と出会い、絵本を届けていくなかで、わたしは図書館の別の業務に…

さわぐり
1年前
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◇5. 言葉のちから

三歩進んで二歩下がる、一応前進はしてるんだけれど、問題なしという訳でもない。まるで厚い雲…

さわぐり
1年前
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◇4. やっぱり一筋縄ではいかない

絵本の入った黄色いバッグを肩からかけて家庭訪問をすることにも随分慣れた。ときには長居して…

さわぐり
1年前
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◇3. 家庭訪問は流れに任せて

トラウマ級の体験から始まったBOOK STARTの仕事。 https://note.com/sawaguri_cph/n/nfaababde31b5 次第に知らない人の家のインターフォンを押すことも怖くなくなっていった。家にいてくれればラッキー、中に入れてもらえれば最高、インターフォンに反応がなくとも怒鳴られさえしなければまったく問題なし!と思えるぐらいにはなっていった。 驚いたのは、ほとんどのお宅でハガキの存在を忘れていたり、気づいてもいなかった場合でも、家に居さえす