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メタバースでの経済活動を語るに外せない「バーチャルマーケット」

すでにメタバース空間で経済活動はうごいています。
いつか起こる…ではない、すでに起こっていることなのです。
そこを語るのに外してはいけないのが「バーチャルマーケット」なのです。

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(ここから、バーチャルと過去で呼んでいたものをメタバースに変えて書いていきます。)

間違いなくバーチャルマーケットは、メタバースの経済活動においてクリエイター活動の幅を広げて、企業参入のきっかけになったイベントです。
バーチャル店舗接客風景5

メタバースで活動するための身体を買いにメタバースへ買い物へ行く

メタバースでは2018年頭ごろから、一般人がVR機器を買い、個人でのメタバース上での活動が活発になっていきました。
しかしそのころはまだ、アバターを買うという文化がなく、メタバース空間上に置かれてるアバターを着替えるシステムにより、出所がよくわからないアバターを知らずに着てしまい、そうと知らずにスクショをSNSであっぷしたら権利侵害で炎上してしまう…ということも起こってしまっていました。
そんな中、安全なアバターを作りたい!売りたい!買うための場が欲しい!と始まったのがバーチャルマーケットです。

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2年半前のバーチャルマーケット第一回目。準備から開催に至るまで100人を優に超えるクリエイターが一堂に会し、数カ月にわたっての準備、Twitterのトレンドも一位を取り、アバターが売れていく様子、すごい熱量で市場ができていくのを感じました。

発起人の動く城のフィオがその時に書いたnoteはこちらです。

このイベントをきっかけに、アバターを売り買いする文化が生まれ
それで生計を立てるクリエイターも現れてきました。
売られているものはアバターはもちろん、アバター用の服、アクセサリー、部屋などのインテリア、エフェクト、シェーダー、音楽などなどメタバースの空間を彩るありとあらゆるものが展開されます。

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1億円の売り上げを上げる企業出店、4桁万円が売れるアバター

毎回多くの人が訪れるバーチャルマーケットでは、第2回目から本格的に企業の出展も始まりました。企業出展は、来場者に対し現実世界では体験できないわくわくする仕掛けでプロモーションをします。
普段はモニターの中でしか見えないゲームのキャラクターが買えたりもします。例えば5000円で買えるゲームのキャラクターのアバターが10000円で売られるなんてこともあるのです。ゲームよりもその中で登場している3Dモデル1体の方が値段が高い、しかし買われる。

6回目の今年の夏のバーチャルマーケットでは、VRのヘッドセットを販売した企業が、1億円以上を売り上げた事例もありました。
NewspicksでHIKKYのCEOの舟越さんが取材で語っているので、Newspicksの会員の方はぜひ読んでみてください。

回を重ねるごとに名だたる企業が参加をし、テレビ・メディアなどにも取り上げられています。
「バーチャルマーケット 企業」などで検索すればたくさん記事が上がっています。報道されることにより、認知が広がり、新規の企業が参入しやすくなったのです。
バーチャルマーケットはVRChatで開催されていますが、そこの体験を見、他のプラットフォームでも企業の参入事例が広がっていきました。

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そこからうまれた「メタバース接客」「メタバースアルバイト」

メタバース空間のイベントは出展者・購入者だけで経済が回るのではありません。それを勧める販売員、イベント、現実世界と同じようにプロモーションの仕事もあるのです。
まるで現実世界のショップ店員とのやり取りのように、その商品の説明をしてくれる。それにより一人で見るよりも、よりその商品を効果的にアピールすることができます。
店員がいることで活気もつきます。
家にいても外で接客ができるのです。
病気で外に出られない、バイトもできない。でもメタバース上であれば外で接客をして働いてお金がもらえる。
そういう事例もあるのです。

などなど・・・・いろいろ書いてきましたが、これ以外にもあげるときりがないほど、すでにメタバース空間にはいろんな経済活動が起こっているのです。
もちろん、バーチャルマーケットだけではありません。
数多くの経済活動が、メタバースの空間上で開催されています。
是非足を踏み入れて、空気感を体験してみてください。

次回のバーチャルマーケット2021は、12月4日より始まります。
ぜひにみなさんお越しください!



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