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高円寺ブッククラブ概要+一月の課題図書

 以前告知した読書会を、高円寺ブッククラブと題して、一月より月二回開催します。毎月一つの課題図書を前半・後半に分けて読んでいきます。第二・四土曜日に、高円寺はコクテイル書房にて。時間は16時~18時。私(小林)を除いて6名まで参加いただけ、コーヒー・お茶菓子代として会費500円をいただきます。まだまだ疫病も終息したとは言い難いので、飲食中以外はマスクの着用をお願いいたします。18時以降はコクテイル書房の通常営業となるので、お酒を飲まれる方はそのまま残っていただくのもよいかと思います。

 一月の課題図書は『灯台守の話』(著ジャネット・ウィンターソン 訳岸本佐知子)です。

スコットランド最涯の港町で暮らす十歳の少女シルバーは、不慮の事故で母を亡くし、みなし児となる。彼女を引き取ったのは、二百年以上生きているという盲目の灯台守ピュー。シルバーは見習いとして、この不思議な老人と灯台で暮らし始める。
光を守ることとならんで重要な灯台守の仕事は、物語を語ること。夜ごと、シルバーはピューの話に耳を傾け、百年前この町に生きた牧師ダークの数奇な人生の物語に惹かれていく。ダークは聖職者でありながら妻を苛み、再会したかつての恋人と別の町で睦みあう、二重生活者だった......。
やがてシルバーはダークの日記を携え、「真実の愛」を求めて旅に出る。険しく美しい海と灯台を背景に、シルバーとダーク、二つの魂の遍歴の物語が、響きあい、交差していく......。天才ウィンターソンの傑作長編!

 本の中の夜にずっといたくなるような、静かで、ちょっと珍妙で、前向きな作品です。記念すべき第一回目の課題図書にふさわしいと思い、選定しました。岸本佐知子さんの訳なので、読みやすく、楽しいです。1月15日は前半、29日は後半について話し合いましょう。125ページで前後半を区切ります。 

 参加をご希望の方は、dazhixiaolin6@gmail.comまで、その旨ご連絡ください。また、インスタグラムはじめました。

https://www.instagram.com/bookclubkoenji/

 

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