ヌークシオ国立公園

フィンランド滞在の最終日は、ヌークシオ国立公園に泊まりました。

最後の視察を終えて、チャーターバスで現地に向かいます。

ヘルシンキから1時間もかからずに現地到着。

そこには、白樺、赤松、トウヒからなる豊かな森が広がっていました。

フィンランドは寒い気候なので、日本の森の木に比べて細いです。でも、樹齢を聞いてみると70年の白樺や100年以上の赤松などが一杯あります。

森の案内をしてくれたのが、森の番人のペッカさん。

年間360日、近く森で暮らしているそうです。

なんだか、スナフキンがおじいさんになったような素敵な方でした。

ペッカさんが早速、今夜の夕食の料理の説明をしてくれました。

大きなサーモンをまず、木の板に固定します。

そして、焚き火のそばに立てかけます。

たったこれだけですが、本当に美味しいスモークサーモンでした。

料理の準備の後は、森の散策に行きました。

フィンランドは岩が多いです。ムーミンが出てきそうな岩の隙間もあちこちにあります。

地表は日本の森と違って苔などのが多いです。

いたるところに生えているこの灌木はブルーベリー。ちょっと、ニョロニョロっぽい感じです。ブルーベリーが生えている時期にも訪問したいですね。

サウナは、スモークサウナというフィンランド伝統のサウナを体験しました。薪ストーブのサウナは、煙突があり排煙しますが、スモークサウナは煙突がありません。サウナの中で数時間、薪を燃やした後に換気をして、ようやく入ることができます。準備に手間とテクニックが必要でフィンランド内でも中々入れるところがありません。

電気や薪のフィンランド式サウナもいいですが、スモークサウナは最高でした。

サウナで身体を温めた後は湖に飛び込みます。

この日は10°以下でヘルシンキでは雪も舞う天気でしたが、冷たかったですが、最高に気持ちがよかったです。

翌日も森の散策をしました。カエルの卵を探しに行きましたが、今年は例年より寒いらしく姿は見えませんでした。

カエルの卵が見つかるタイミングで、その年の季節がわかるそうで、フィンランドの新聞にはカエル情報が載るそうです。自然が今でも日常生活につながっているフィンランドって素敵だなと感じました。

ペッカさんのお話が面白くて、ずっと、彼の近くにいて、色々、お話をしました。木との会話の仕方も教えてもらいました。

帰り際、こっそり、僕にだけ蜂蜜をくれました。

森でとれた蜂蜜です。

まだ、空けてないけど、どんな味がするか楽しみ。

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