見出し画像

『降伏論』#02 五感以上の何かを、私たちは皮膚からも吸収している

降伏論の感想の続きです。
前回はこちら
https://note.com/sawaakko/n/na42a22e4634a

第9章の要約


五感以上の何かがある

人間が聞き取れる音を可聴域という。その上下は超可聴域と呼ばれ、人間の耳では聞くことはできないが、皮膚から感じることができる。皮膚からは音など五感の他に気圧や電気を感じていることが実験によって明らかになっている。
インターネット上で配信されている音楽などの音源よりも、ライブやコンサートで聴く音楽のほうが感動を伴うのは、皮膚からの吸収によるものが大きい。音楽でなく、1対1で人と対峙した時も同様のことが起きている。
この五感以上のセンサーは既に私たちは持っているが、思考が過多になっているとき、その機能が受け取っている情報は遮断される。この機能を復活させるために、目的を持たない、思考のない時間を自らに与えることが必要だ。


森の中など自然が多い場所にいると気持ちが良いのは、この皮膚から受け取っていることが理由のひとつであるという。五感以上の何かを受け取るために、何かの打算や他者からの評価も介在しない、目的のない時間を意図的にとることを著者は勧めている。この目的のない時間に直感がオンに入りやすい、とのこと。直感からの行動は、自分にも相手にもエネルギーの欠乏を生み出さない。それは結果として自分にも相手にもエネルギーを満たすことになる。

目的のない時間をとり、マインドフルネスに過ごしてみたら、私にどのような変化があるのか、試してみよう。スケッチの練習を中断してしまっているので、スケッチをしようかな、、、。あ、目的があってはダメでしたね、なかなか難しい。。。

この本をプロデュースした方のnoteを見つけました。

書籍『降伏論』はこうして出来上がった。
https://note.com/f30103/n/n4ec06ef001e8

著者の高森勇旗さんのことや本が出来るまでの裏話が書かれてあり、
興味深く読みました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?