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『降伏論』#01「完了」と「終了」の違いが、結果を出せるかどうかを分ける。

土井英司さんのメルマガ「ビジネスブックマラソン」で紹介されていた本。
『降伏論』「できない自分」を受け入れる  高森 勇旗・著
未完了はあなたのエネルギーを確実に奪う>という部分が面白かった、とあり、私もこの一文に共感し、その日のうちにkindleで購入、読み始めた。

未完了はあなたのエネルギーを確実に奪う


特に興味深かったのは、第1章の「未完了」と第9章の「皮膚からの吸収」について。以下は第1章の要約。


完了と終了の違いが、結果を出せるかどうかを分ける。

【終了】時間などの外部要因によって物事が終わること。
【完了】自らの意思によって区切りをつけること。
終了しただけの場合、多くの場合、「未完了」の状態になり、心の中に残り続ける。未完了は一旦発生すると完了するまでなくならない。

未完了がある人は、スタート時点で遅れている。成果が出る人と出ない人では、実はスタートラインが大きく違う。未完了の分だけスタートラインが後ろ側に引かれている。未完了は、私たちのエネルギーを確実に奪っている。たとえ小さなものであっても、精神状態に少しずつ影響与え続けている。

未完了は、以下の間で起こりやすい。
ヒト:人間関係
モノ:使わない物が多い、壊れている、汚れている、残り少ない、複雑になっている
カネ:貸し借りがある、不安や懸念がある

「未完了」の状態は、パフォーマンスが落ちている。
パフォーマンスを上げるものではなく取り戻すものであり回復するもの。
「完了」すると異様に軽くなる。

未完了を認識するために、20個、紙に書き出す。
これら未完了を完了させる方法は大きく4つ。

①いま、やる
②いま、誰かに依頼する
③いま、実行する日を決める
④いま、やらないと決める


要約はここまで、以下は私の感想。

無意識がいっぱいいっぱいなのかも

仕事や普段の生活において、それほど多くのことを抱えていないはずなのに、何から手をつけていいのかわからなくなる時がある。
そのような時は「未完了」状態の小さな事柄がアタマの中に積み上げられていて、アタマの中の無意識がいっぱいいっぱいになってしまっているのかも。

未完了の事例のひとつに、実家の両親としばらく会っていない、というのがあった。
まさに、「私のことだ!」と、早速実家へ電話した。(履歴を確認したところ半年振り。。。)両親ともに変わらず元気そうで、ひと安心。そのあと、手帳を広げ、来月に実家へ行けそうな日に印をつけておいた。

20個の未完了を書き出してみたけど

未完了の20個を書き出してみたところ、①いま、やるが5コ、③いま、実行する日を決めるが6コ、④いま、やらないと決めるが9コ。
実は、③実行する日を決める、が多すぎて、実行する日がずいぶんと後になってしまうので、いくつかを④に変更。③を実行した後に、やるかもしれないし、やらないくてもいいことかもしれない、、、。諦めることも大事とのこと。
そして、②いま、誰かに依頼する、がひとつも無い!依頼するようなことを思いつかなかったのは、私の課題だと改めて浮き彫りになった。
とにかく、人に頼めない性格。頼むほどのことを抱えてないだろう、という思い込みがあるのと、なにもかもに変なこだわりがあるため、自分でやらなければいけない状況にしてしまっているなあ、と自己分析。

書き出した未完了を完了して、スッキリしたか

正直なところ、スッキリした体感は感じられなかった。しかし、①いま、やるは数日前から終わらせたかったことだったので、完了するために有効な方法だと思う。常に、完了状態でいる、「いま、やる」を積み上げることがポイントだと書いてあるので、今後、少しの間、意識してやってみるつもりだ。

第9章の「皮膚からの吸収」については次の投稿で。


追記
この本をプロデュースした方のnoteを見つけました。

書籍『降伏論』はこうして出来上がった。
https://note.com/f30103/n/n4ec06ef001e8

著者の高森勇旗さんのことや本が出来るまでの裏話が書かれてあり、
興味深く読みました。


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