見出し画像

マレーシアのブルーモスク

マレーシアにある通称ブルーモスク。
正式名称を「スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・モスク」という、マレーシアで一番大きなモスクに行ってきました。

ブルーモスクへの行き方

シャーアラム駅

ブルーモスクへは電車とタクシーを使って行ってきました。
電車を降りると…こんなに小さい駅で一抹の不安が。
駅名がSHAH ALAMとあり、なんとなく響きがイスラムっぽいから大丈夫だろう!という勝手な自信(笑)
Googleマップがあるので、こんなとき調べられるのも現代の旅ですね。

Grabで手配したタクシーもすぐきてくれました。
運転手さんに「こんなところに1人できたの?この国は安全だけど気をつけてね!!」と言われました。
マレーシアの方は総じていい人。

・外観で感動のブルーモスク

タクシーはモスク内まで入ってくれました。
もう、圧巻の大きさにこれだけで感動してしまいました。

近くで撮ると、ミナレット(塔)が全然入らないほどの大きさです。
ほんとに素晴らしい!

ブルーモスクのドーム
ブルーモスクのミナレット

スコールに合いましたが、そのあとはスッキリと青空になり、雨に濡れた地面もキラキラして綺麗でした。

雨上がりのブルーモスク
ツアー受付がある入口
駐車場側の入口

大きさを伝えられないのが残念です。
車と比べてもなかなか伝わらないですよね。
収容人数が24,000人だそうで、コンサートホールくらいあるんじゃないか…と思うほどです。

↑  マラッカ海峡モスクの旅

・モスク内ツアー

ブルーモスクはツアーが必須です。
数人集まるとモスクの方に案内してもらえます。
日本語の時間もあるそうなので、日本語で周りたい人は調べて行くことをおすすめします。

ヒジャブをつけていざモスク内へ。

左の男性が案内してくださったガイドさん
同じグループには、日本人と韓国人がいました
お祈りをする場所

イスラムのことを全く知らなかったので、ガイドさんが詳しく教えてくださりすごく勉強になりました。
お祈りの回数やお祈りの仕方、それにまつわる生活。
日本人がお辞儀をするのと同じだと言ってくれて、グンと身近になりました!

初めて膝をついて、床におでこをつけるお祈りの体験もさせてくれました。
知らないと、つい偏見を持ってしまいますよね。
知ることは大切だなと感じました。
とても貴重な時間でした。

これがなにか…聞くタイミングがありませんでした。
が、、私にはなぜかセーラームーンに見えるんですよね(笑)
月と星。

・モスク内

モスク内の装飾はほんとに素晴らしいの一言です!
幾何学模様といっていいのかわかりませんが、壁、床、天井にいたるまで細く飾っています。

裸足で歩いたんですが、回廊の床石のツルツルまで感動しました。
シンメトリーが心地よく、木造建築とはまったく違う造りです。

廊下もピカピカ✨
足の跡がありました
入りきらない人たちはここに立ちお祈りをするそうです
入りきらない?!となりました

急なスコールで、青空と真っ白な柱を撮ることはできませんでしたが、濡れた中庭も見事でした。

天井のガラスの向こうに見えるドーム
ミナレットがもう…私の心を鷲掴みでした


お祈りをする部屋の天井は、タイル細工が施されていました。
一見すると向日葵のように見えます。
模様に見えるものがアラビア語で書かれたコーランだとは!

礼拝堂の天井

イスラム教には仏像のようなものはなく、みんなメッカの方向を向いて祈るそうです。
この絨毯の模様に沿って並んでお祈りをすると、ぶつからないよい距離なんだとか。
信者の方たちも何名かいらっしゃって、それぞれにお祈りをしていました。
信仰心とは、自分の中にあるものだなーと、、
無宗教の私にとっては、不思議な感覚です。

ドアのステンドグラスもまぁ綺麗!
教会のそれとは全く違うのが不思議です。
なんというか…
整然と並んだ模様なんですよね。

モスク内のステンドグラス
ラトビアのリガ大聖堂

こんな風に見比べると全く違うのがよく分かります。
そして、日本のお寺には絶対ありませんよね。

廊下側から見ると、ドアの装飾としては豪華すぎます。

光をとりいれられるので白が映えます
お祈りをする場所はカーペット

イスラムというと、どうしてもネガティブなイメージが先行します。
報道の影響が一番大きいとは思いますが、「知らない」ことも理由じゃないかなと思います。

身近にムスリムの人はいませんし、モスクを目にすることもありません。
ヒジャブをした人を見たこともなければ、アラビア文字をしっかりみたのも初めてです。
いろんな角度から紹介してくださり、時にチャーミングに「私たちムスリムは1日5回もお祈りをするんですよ。どんなエリートより忙しいでしょ」とおっしゃっていました。
なんて人間味溢れた意見なんだ!と目から鱗でした。
私の小さな偏見がなくなった瞬間です。

何をするにも、知ることは大切だなと感じたモスクでした。
多国籍国家ならではの共存は素晴らしいです。
(もちろん、たくさんの問題はあるんだと思いますが…)


実は日本にもモスクがあります。
帰国してからも、モスクに魅了されて行ってきました。
興味のある方は是非!

2023年7月

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?