世界遺産の古都マラッカ1人旅 ①
クアラルンプールからマラッカへ
遠い昔、歴史だか地理だかで聞いたことのある地。マラッカ。
『マラッカ海峡』という単語だけ記憶にありますが、それ以外は全く未知の土地へ、長距離バスに乗って行ってきました!
バンダータシックセラタン駅に直結しているバスターミナルです。
各地に行くターミナルなのでとにかくすごい人。
チケットを買うのに行列でした。
30分以上並んだと思います。
機械でチケットを買うだけなのにこんなに並ぶなんて・・・。
2時間半程度でマラッカ・セントラル・バスターミナルに到着。
小さなバスターミナルかと思いきや、思ったより広くてウロウロ。
そして、初めてGrabでタクシーに挑戦しました!
国内ではUberやDiDiでタクシーに乗ることはありますが、ここは海外。
しかも英語で、使ったことのないアプリでタクシーをよぶなんて。
半信半疑でしたが、ちゃんとお知らせされてきたナンバープレートの車が到着。
しかも、アプリ上で行き先を入れると、乗る前に金額が確定し支払も終わるため、日本の配車アプリより使い勝手がいい!!
東南アジア独特の、「メーターたおしたかな?」や「これ、違うところ連れていかれてないかな?」「そもそもこの人タクシーの運転手!?」という不安もありませんでした。
GPSも優秀で、待っているところにちゃんときてくれます。
チャットで「ゲート前です」など送ると「OK」などすぐ返事もくれました。
今回の旅行ではかなりお世話になったアプリです。
日本にもあったらいいのに。
因みに、マレーシアでもシンガポールでも使いましたが、総じてマレーシアの方のほうがフレンドリーな感じでした。
たまたまかもしれませんが、色々と話して和ませてくれたり、話を膨らませてくれたり。
マレーシアの方たち好印象!大好きになりました。
→ 配車アプリ Grab
オランダ広場
チェックイン後はマラッカ観光の中心、オランダ広場へ。
ホテルの人に地図をもらって、ここら辺をゆっくり散歩したらいいですよ~と渡されたんですが、ネット情報といまいち合わず戸惑いました。
私としては「オランダ広場」あたりに行きたいと言い、ホテルの人は「え?どこ?」と。有名じゃないの?となりました。
向かっている途中、地図を見ながら判明しました。
英語では・・・オランダとは言いませんよね。
すっかり忘れていて、フロントの人と話がかみ合わないはずです。
むこうとしては、マラッカのメインは「ダッチスクエア」だと言い、私は「オランダ広場」に行きたいと言う。
結局同じ場所でした!笑
レンガ色の建物が並ぶオランダ広場。
ヨーロッパ風の建物と、外壁には漢字が書いてある建物が混在して不思議な感覚です。
貿易で栄えた港町の名残ですね。
異文化が混ざり合っていました。
マラッカは、昔から多くの国に支配されていたそうです。
偶然知り合ったマラッカ在住のおじさんが、マラッカの歴史を教えてくれました。
16世紀にポルトガルに征服されたあと、オランダ、イギリス、日本に占領されたんだとか。
アジア旅をすると、ちょこちょこ日本統治時代の話がでてきます。
その度に、なんだか申し訳ないようないたたまれない気持ちになります。
それを言うとあなたのせいではないよ!と言ってもらえますが…。
事実は事実として、知っておくことは大切だと感じます。
マラッカキリスト教会 Christ Church Melaka
オランダ統治時代に作られた教会です。
あまり宗教に詳しくはないのですが、この教会はキリスト像などがない(十字架のみ)の教会なんだとか。
カトリックとプロテスタントで違うようです。
私が今まで行った教会にはほぼマリア像などあったので、カトリックの教会に行っていたんですね。
マラッカの地で知りました。
オランダに行ったときには教会の見方が変わりそうです。
マラッカに日本人が!
オランダ広場から少し歩くと、セント・フランシス・ザビエル教会があります。
ザビエルさんといえば、日本人ならほぼ全員聞いたことのある人だと思います。
「イエズス会でキリスト教を布教した人」ですよね。(私の中ではあの絵のイメージしかありません…)
教会に入ることができませんでしたが、外から見たら銅像がありました。
よーーーーく見ると…日本語?!
調べると「やじろう(あんじろう)」さんという日本の方だそうです。
全く知らず申し訳ない。。
鹿児島出身で、ザビエルさんを日本に案内してきた方なんだとか。
1549年キリスト教伝来「以後よく(1549)ひろまるキリスト教」と覚えたあの年号。
そんな時代に、日本人がここにいたなんて!と、じんわりと感動しました。
私は、飛行機に乗り、快適にバスなんかで来たこの地に、500年も前、日本人がいたという事実。
旅先で自分の国のことを再発見できるのが好きです。
実は、ザビエルさんが世界的に有名だとは知りませんでした。
日本で有名な外国の人…くらいしか思っていなかったんですが、カトリック教会の聖人らしいです。
旅行で新たな発見をし、疑問に思って調べてまた知れる。
いい連鎖が起こるのが旅をやめられない理由の1つです。
2023年旅
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