世界遺産の古都マラッカ1人旅 ②
マラッカハウス
マレーシアは中華系、マレー系、インド系などの方々が住む多民族国家です。
そんな中、マラッカはプラナカンと呼ばれる中華系の末裔たちが多く住み、街並みも中華な雰囲気が色濃いところです。
中国人と他の民族との混血をババ・ニョニャと呼ぶそうです。
ヒーレン通りには、そんなババ・ニョニャたちが住んでいた家が建ち並んでいます。
億万長者通りと言われるほど、貿易などで成功した人たちの豪邸です。
マラッカハウスというプラナカンの家を見学できるところがあったので入ってみました。
ヨーロッパの豪邸のように、広いお庭と広い敷地とかではなく、入り口はいたってシンプルな感じが余計に「成功者」感をだしていました。
暑い国ですが、こんなに風通しがいいととても快適だと思います。
奥に行けば表通りから離れているので、ゆったりとした時間を過ごせたことでしょう!
本当に贅沢な空間です。
ここの方(管理人さん?)も、お友達と将棋のようなものをしていらっしゃいました。
中華系の方をイメージする時、囲碁や将棋を楽しんでいる姿を思い浮かべます。
まさしくそれです!
130年前、ここに住んでいた人たちも、同じようにしていたんじゃないかなーと思いました。
チェン フン テン寺院(青雲亭)
プラナカンの方たちは、その土地に馴染みながらも、母国への気持ちも持ち続けていたそうです。
中華系の寺院もありました。
一歩踏み入れたら、まさに中国です。
日本にもたくさんのお寺がありますが、日本のそれとも全然違います。
色使い、屋根の形、お線香の長さ。
日本人は違いに気がつきますが、欧米の人たちには同じに見えるのでしょうか?
漢字が読めることがいいのか悪いのか…
どれもついつい日本語読みをしてしまいます。
きっと音は全然違うと思いますが。
チェン フン テン寺院(青雲亭)も、私たちにかかればきっと「せいうんてい」ですよね。笑
多文化の共存
人種や文字、宗教、様々なものが入り混じっている不思議なマラッカは、ほんとに興味深かったです。
教会の周りにヒジャブをつけた女性がいたり、ヒンディーの格好をしている人がいたり。
かと思えば、お店では漢字表記を多く見たり。
でも、話しているのはマレー語や英語だったり。
こんな風に、仲良く生きていけるんだなーと感じました。
ヨーロッパに行って全く違う文化を味わうのとは違う、自分たちとの共通点を発見するのも楽しみの一つです。
2023年旅
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