自分の『好き』はどこにある?
自分はいつも“ここ”にいるのに、
「自分が本当に好きなことって何だろう?」
「自分が向いていることはもっと他にあるんじゃないか。」
と考えることがある。
自分の『好き』や『興味』がもっと別のところにあるような気がしてくるのだ。
きっとそれは、
『のめり込むように夢中になれることがあったら、幸せだろう。人生がより輝くはず。』
という期待から来るのだと思う。
そんなとき、私は本屋さんに行く。
そして、自分の興味が持てそうなジャンルの本を探してみる。
本屋さんを端からグル~っと歩いてみる。
そして興味のあるところで立ち止まる。
その時々によって、立ち止まる場所は多少変わるのだけど
私の場合、
哲学系の本
エッセイ本
暮らしの本
が多い。
毎度、立ち止まる場所に変化はあまりない。
そう、変わらないのだ。
そこで、最近ようやく気づいたことがある。
自分の『好き』は、普段自分が考えたり、目につくものの中にしか存在しない、と。
自分の頭の中に「英語ができるようになりたいな。」という思いが湧いてきて、はじめて英語への興味のアンテナが立って、その情報が目につくようになるのが自然だ。
だから何の興味もなかったのに、突然英語に興味を持つとか、そんなことはほぼ起きない。
今の自分が考えもしない“自分に合う何か”や
“全く違う何か”なんて存在しない。
自分の『好き』や『興味』が、どこか違うところに存在しているのではないか、という期待は幻想でしかないのだ。
自分の『好き』は、自分の中にしかなく、“今”考えていることがすべて。
ちなみに私の『好き』といえば、
美味しいものを食べること
カラオケで歌うこと
本を読むこと
自分の内側と向き合うこと
これらが今の私の『好き』であり、すべて。
これ以上でも以下でもない。
自分の今興味があるもの、好きなことが自分のすべてだと確信できると、自信が湧いてくる。
『好き』をわざわざ探さなくていい。
『好き』は、今もうすでにやっていること。
いつもあなたの頭の中に存在するもの。
SAWA.
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