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30代で感じる【キャリアの行き詰まり】に心理学で向き合う

こんにちは。心理カウンセラーの岩沢です。

今回は、30代でキャリアの行き詰まりを感じるあなたへ、心理学的な向き合い方をお届けします。


毎朝、重たい体を引きずって会社に向かう。
そして夜遅くまで働き、気づけば子どもたちの寝顔を見るだけの日々。

休日も疲れて横になることが増え、家族との時間さえ、なんとなく後回しに。

「このままでいいのだろうか」
「自分は何のために働いているんだろう」

そんな思いが、ふとした瞬間に頭をよぎる…そんな経験、ありませんか?

私は心理カウンセラーとしての立場もあるのと同時に、子育てをしている父親でもあります。そんな私の経験をちょっとご紹介しますね。

7、8年ほど前にある組織に勤務していたときのことです。当時、下の子がまだ小さく、上の子も小学校低学年くらいでした。

その頃の私は10人ほどのスタッフがいる部署のナンバー2の立場でした。

年齢的にはまさに30代後半だったのですが、スタッフには私より年上の方も多く、チームとしてまとめることに苦労していました。とくにパソコンを使う作業などは敬遠される方も多かったので、その分を私が主に担っていたんですね。

そして帰宅するのが21時22時ということが続き、家に帰ると子どもたちはもう寝てる時間…という日々が続きました。

仕事にはやりがいも感じていたので、仕事そのものはそれほど苦にはなりませんでした。

でも当時のことを振り返ると、子どもたちがどんなことをしていたか、小学校や保育園で何が合ったのか…など、子どもの成長の記憶がほとんどないのです。

まさに「自分はなんのために働いているんだろう」という状態です。
そんな日々を、私も経験してきました。

そしてカウンセラーとして、同じような悩みを抱えた方々とも向き合ってきました。そのなかには「生活のために仕事を続けているうちに、いつの間にか自分を見失ってしまった」といった話も聞かれました。

なのでもしあなたが同じように「何のために仕事をしているのか」「このままの働き方でいいのか」といったキャリアに対する行き詰まりを感じているなら、もう少し読み進めて下さい。

まずは、今の気持ちを受け止めましょう

体の不調、将来への不安、家族への申し訳なさ。そして何より、「このままじゃいけない」という焦りの中で、どこから手をつければいいのかわからない。
そんな気持ち、私もよく理解できます。

あなたが感じているこのキャリアへの行き詰まり感は、決して特別なことではありません。そして、悪いことでもありません。
むしろあなたがご自身のキャリアに対して、そしてこれからに対してしっかりと向き合っているからこそ感じるものです。

そんな行き詰まり感を和らげていくために、意識して今までと違うことを少しずつ取り入れてみて下さい。

1. 新しい学びを取り入れる
通勤中にマンガを見て終わってしまうスマホの時間を、興味のある分野の情報収集に変えてみる。そんな一歩でもいいかもしれません。そんな小さな変化から、新しい可能性が見えてくることがあります。

2. 心と体をリフレッシュさせる
休日の朝に子どもと一緒に散歩をしてみる。できたら緑の多い公園などがいいですね。それだけでも、凝り固まった体と心がほぐれていきます。体の不調も、実は心の疲れのサインかもしれません。

3. 日常に小さな変化を増やす
いつもと違う道を通って帰宅する。家族と過ごす休日に、ちょっとした新しい習慣を取り入れる。そんな小さな変化が、固定観念から自由になるきっかけを作ります。

毎日の生活に追われる中でも、少しずつ始められることから始めてみましょう。
そんな小さな変化が、さらなる深い変化への第一歩になることがあります。

そうして小さな変化に慣れてきたら、キャリアへの行き詰まりを乗り越えるためにより深い変化に向けての行動を起こしていきましょう。

なぜ今、より深い変化が必要なのか

30代後半という時期は、人生の大きな転換点になりうるのです。
これまでの「やるべきこと」が中心だった生活から、40代、50代に向けて「本当にやりたいこと」を模索する時期なのです。

キャリアへの行き詰まり感だけではなく、体の不調も増えてきたかもしれません。将来に向けて漠然とした不安もあるかもしれません。
そうした変化は、実はあなたの内側から発せられている大切なメッセージです。

そして先ほどお伝えした3つの小さな変化を取り入れながら、より深く、根本的な変化に向けての行動も起こしましょう。なぜなら、今あなたが感じているキャリアの行き詰まりは、単に表面的な仕事の問題だけではないからです。

それはキャリアにおける行き詰まり感が、実は

  • 自分の生き方そのものへの問いかけ

  • 家族との関係性の見直し

  • 人生の優先順位の考え直し

という、より本質的な課題につながっているからです。

より本質的な課題に向けて変化するための第一歩

ここからは、より深くあなた自身を掘り下げて、より深く大きく変化させていくためにできることをご提案します。

就寝前に5分から10分くらいの時間をとって、以下の3つの質問を考えてみて下さい。

  1. 今日、どんな場面で「これじゃない」といった違和感を感じたか

  2. 反対に、どんな瞬間に「これでいいんだ」といった安心感や満足感を感じたか

  3. それらの出来事に対して、どんな気持ちでいるか

こうした一日の振り返りを行うことをおすすめします。
この振り返りを続けて行うことで、こんな変化を感じるでしょう。

  • モヤモヤした不安が、具体的な言葉になっていく

  • 自分が本当に大切にしたいものが見えてくる

  • 自分の感情や感じていることに素直に向き合えるようになる

こうした「自分自身」への理解を深めていくことで、30代で感じているあなたのキャリアの行き詰まりを単なる「仕事」への問題としてのだけではなく、あなたの人生そのものを見直していくための大きなチャンスに変えていくことができるのです。

キャリアへの行き詰まりを越えて

いまあなたが感じているキャリアに対する行き詰まり感は、確かに辛いものです。
でも、これは「このままではまずいですよ、ちょっと見直してみませんか」というサインでもあるのです。

子どもたちの成長を見守りながら、自分自身も成長していける。そんな新しい生き方を送るためにも、今日からほんの5分、自分と向き合う時間を作ってみましょう。

そんな小さな一歩が、あなたと家族の未来を変えて行くことにつながりますよ。

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以上、【30代で感じるキャリアの行き詰まりに心理学で向き合う】でした。


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