卒業とともに感謝を告げる

先日、個別指導のバイトを卒業した。
大学1年のゴールデンウィーク明けから、
つい先日までなので、約4年間続けた。

卒業して思うことは、
卒業したという実感が湧かず、
いつも通りの曜日に塾に行ってしまいそうだ。

担当した生徒にメッセージカードを送る。
そして、印象に残った生徒にも同じようにした。
感謝は伝えられる時に伝えたい。
そんな想いが心底あり、
15枚ほどメッセージカードを書いていた。

生徒にこんなふうにメッセージを送る講師は、
どうやら珍しいようだ。
なんかみんな、さっぱりしてるというか、
冷たいというか、人間味がないというか。
もっと生徒に向き合えば良いのにと思う(笑)

なぜこんなにも生徒に真剣に向き合う自分が、
存在しているのかと、考えてみた。
どうやら、恩師の座右の銘“本気の挑戦”が
関係しているようだ。

恩師は、手を抜く生徒が大っ嫌いで、
人を馬鹿にする人も嫌いで、叱っていた。

そんな環境下にいたおかげか、
挑戦せずに後悔することを次第に怖がっていた。
その結果、
挑戦して失敗しても後悔は最小限に抑えられる。
そんなふうに考えるようになったのではないか。

何が言いたいかって、
いま向き合うべきことと正対し、
後悔を最小限に抑えることが、
自分の大切にしていることのようだ。

そんな想いがある自分は、
感謝を伝えられるときにその人に直接伝える。
特に、生徒と教師という立場は、
次に会う機会があるのかと考えてみても、
まぁ、可能性としてはかなり低い。

一期一会という言葉があるように、
その人に出会えた奇跡と別れという運命に、
向き合うことで前に進むことができる気がする。

「give & take」よりも「give精神」を。
そして、「恩返し」よりも「恩送り」を。

それに応えてくれる生徒は、
この先何年経っても忘れることはない。
それだけ、自分の想いを受け止めて、
自分に返してくれているんだから。

やっぱり教師という職業は良いなと思えた。
4月からの新生活も頑張れそうだ。

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