新生活がはじまって。

非常勤講師として、
オリエンテーション、就任式、授業準備があり、
何もかもが新しいことの連続だ。

1日の時間が経つスピードがとてつもなく、
遅く感じる毎日だ。
きっと、新しいことに対して不安であったり、
慣れないことを抱え込んだりしている結果だろう。

大学時代の時の流れといえば、
起きたらお昼で、気づけばもう、夜か。と。
すんごく、贅沢な時間を過ごしていたなと思う。

両親や親戚、先生が、
「学生は時間があるから好きなことをしなさい。」
その言葉が今になってようやくわかった。

非常勤講師は授業のみに重きを置き、
教材研究や授業準備に時間を充てる。
学級経営とか校務分掌もない。
しかし、ここ数日を経験してみて、
授業準備だけでもかなり大変だ。

学生時代の先生たちはこの準備を、
学級経営や校務分掌、成績処理などと並行して、
進めていたと思うと尊敬どころの言葉では、
収まる気がしない。

もちろん、新卒1年目ということもあり、
授業のストックがないことも大変な要因の一つ。

でも、学級経営に追われることはないので、
今、授業準備に時間を割くことができることは、
よかったのかもしれない。

教員採用試験不合格という結果は悔しいが、
ストックを作る時間ができたと思えば、
よかったかもしれない。

この授業準備や他の業務に追われて、
新卒1年目正規教諭が辞めるというニュースは、
耳にタコができるほど聞いてきたが、
今になってより鮮明に想像することができる。

心身共に疲弊し、潰れる毎日。

もしかしたら、
私は、神様に講師になるよう導かれた。
そして、長く教師としての人生を歩むよう、
その運命を辿ることになったのかもしれない。

結果論でしかないが、
そう思うことで少し気持ちがラクになる。

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